一橋大学


1. 志願者数と志願倍率(前期日程)

【図表①】志願者数(前期日程)
志願者数 [クリックして拡大]
【図表②】志願倍率(前期日程)
志願者数 [クリックして拡大]
   2023年度前期日程の全志願者数は2022年度から増加し、+53人(+2.0%)の2,641人となりました。ただし、2023年度入試から募集を開始したソーシャル・データサイエンス学部(以下SDS)の志願者182人を除くと2,459人となり、過去10年では最も少ない志願者数となりました。商・経済・法・社会の既存4学部の2022年度の志願者数と比較すると129人減少しています。これは、新設されたSDSに志願者が流れ込んだとも考えられるでしょう。社会科学系研究大学の頂点に君臨する一橋大ですが、近年の理高文低もあり、2019年度入試以降の志願者は減少傾向にあります。ただし、新設されたSDSは好調な入試状況となりました。募集人員が少ない(前期日程30人、後期日程25人)ことも影響していますが、志願倍率は6.1倍で既存4学部の2.9倍~3.6倍とは大きく差をつけています。SDSに関しては「4. SDSの入試状況」で詳述します。【図表】参照
   各学部の志願倍率についてみると、2021年度から連続の志願者増加となっていた法学部が2.9倍(志願者数-134人)で、記録が残る2000年以降で見ると最も低い倍率です。また、2022年度に3.6倍から2.4倍へと大きくダウンした経済学部は3.3倍で、法学部と経済学部で対照的な動きとなりました。2023年度入試における国公立大学前期日程の系統別志願者指数をみると、法学系統が96に対して経済系統は105でした。全国的な傾向が一橋大においても表れていると考えられます。
   他の2学部についての2023年度の志願倍率の推移は、商学部が3.4倍→3.0倍、社会学部が3.2倍→3.6倍でした。商学部と経済学部の倍率は、2019年度以降正反対な動きになっています。社会学部は3年連続で志願者を伸ばしており、堅調に推移しています。【図表】参照

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