一橋大学


3. 2次試験(前期日程)

【図表⑤】総点の合格最低得点率(前期日程)
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【図表⑥】 2次試験の配点(23年度・前期日程)
志願者数 [クリックして拡大]
   最終の合格判定に用いられる共通テストと2次試験の配点割合は学部によって異なりますが、いずれの学部も共通テストと2次試験の合計は1,000点満点です。最終合格者の最低点は共通テストの難易度と2次試験の難易度・採点基準などが複合的に作用して変動しますが、過去10年間の合格最低点の推移を見ると、2015年度に大きくダウンしたものの、概ね55%~60%の範囲内でアップ・ダウンが繰り返されていることが分かります。【図表】参照
   2023年度の最終合格者の最低得点率は、商学部は2.1ポイントの下げ幅(59.2%→57.1%)となったものの、他の3学部はいずれも上昇しました(経済54.0%→57.0%、法57.1%→59.2%、社会56.3%→57.4%)。商学部は志願者の減少もあり最低得点率が下がりましたが、上昇した他の3学部は2次試験の難易度が影響していると考えられます。代々木ゼミナ-ル教材研究センタ-の分析によると、2023年度の2次試験の難易度は2022年度と比較して、英語・国語・日本史・地理で同程度、数学で易化、世界史で難化しました。最終合格者の最低得点率の伸びが大きい順に3学部を並べると経済(3.0%)→法(2.1%)→社会(1.1%)となります。易化した2次試験数学の配点が高い順でみても同様です。商学部も経済学部と同様に数学の比率が高い募集単位ですが、最低得点率が低下したのは志願者減少の影響が強く出たからだと考えられます。また、難化した世界史を含む地歴の配点が一番高いのは社会学部となります。共通テストと同様に2次試験においても、各科目の配点に特徴があるのが一橋大の入試です。志望する学部の特徴を把握したうえで学習計画を立てましょう。【図表】参照

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