慶應義塾大学


1.様々な施策に頼ることなく、安定的に志願者数を集める

表1 志願者数の推移(2001~2017年)
志願者数の推移 [クリックして拡大]
表2 学部別志願者の推移(2001~2017年)
学部別志願者数の推移 [クリックして拡大]
 慶應義塾大の志願者数は、2001年からの推移をみるとおおむね4万2千~4万7千人の間で安定しています(共立薬科大を統合した2008年からの数年を除く)。特に、センター利用入試を廃止した2012年以降については4万3千人前後で、ほとんど増減していません(表1参照)。慶應義塾大は受験人口が減少する中で、他の総合大学のように学部を増やしたり改組したり、また入試方式を増やしたりするなどの志願者増加のための施策をとることなしに、安定的に志願者を集めています。
 2017年度入試では、首都圏を中心に大規模大学で志願者を大幅に増やす大学が目立ちました。それに対して慶應義塾大はセンター利用入試を廃止して以降では最高の志願者数を集めたものの、他の難関大が大幅に志願者を増やしたのに比べると微増に留まりました。これは他の有力私立大が社会科学系で志願者を大幅に増やしたのに対して、慶應義塾大はここで小幅な増加に留まりました。さらに理系の学部すべてで志願者を減らしたため、志願者数は大きく伸びませんでした。
 学部別にみると、文系では文学部が2年連続して大幅に志願者を増やしたのが目立つ他は、経済、商、法学部の志願者数は小幅な増減に留まりました。法学部は近年志願者数を減らし続けていますが、2017年も志願者数は横ばいに留まっています。一方で、総合政策学部は2001年度以降では最高の志願者数を集めました。理系では、前述の通り、医、理工、看護医療、薬の4学部で志願者を減らしました。特に、医学部の志願者数は近年では最低の水準にまで落ち込んでいます。医学部は慶應義塾並みに学費の安い医学部が他に出てきたことや最難関としての慶應義塾大を敬遠していることなどから志願者を減らしていると考えられます(表2参照)。
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