慶應義塾大学


2.合格者の詳細状況

【図表③】合格者数の推移(2014年~2023年)
合格者数の推移 [クリックして拡大]
【図表④】学部別合格者数の推移
(2014年~2023年)

学部別合格者数の推移 [クリックして拡大]
【図表⑤】正規・補欠合格者数の推移
(2019年~2023年)

正規・補欠合格者数の推移(2019年~2023年) [クリックして拡大]
【図表⑥】学部別正規・補欠合格者数
(2021年~2023年)

合格者の現役・浪人割合の推移 [クリックして拡大]
【図⑦】2023年学部別補欠合格状況
2023年学部別補欠合格状況 [クリックして拡大]
  大学全体の合格者数は2014年度入試の9,742名をピークに減りはじめ、2020年度入試まで6年連続で減少してきました。それから一転して2021年度入試からの2年間は増加してきましたが、2023年度入試では再度減少に転じています。多くの上位大学で2023年度入試についても合格者数を増やす中、慶應義塾大の合格者数の動きは他の大学とは異なる動きといえます。合格者数を減らした結果、入学式の時点での2023年度の入学定員充足率(入学者数÷入学定員)は、2022年度の102.1%から99.6%に低下しています。ただし、経済・法・総合政策・環境情報の4学部には9月からの入学者もいますので、その時点では入学定員充足率は100.0%を超えてくると考えられます。一方で、文学部は9月入学者がいないにも関わらず、入学定員充足率が98.3%となったため、2024年度入試では2023年度入試よりも合格者数を増やすことが予想されます。【図表】参照
  2023年度入試の学部別の合格者数は、経済・法・商・看護医療学部は小幅ながら増加しています。特に、商学部が2021年度入試から3年連続で増やしたことは目立っています。その他の学部の合格者数は減少していますが、特に理工・総合政策・環境情報の3学部の合格者数の減少が目立ちます。この3学部については2022年度入試で大幅に合格者数を増やしていたので、その反動による合格者数の減少と考えられます。また、総合政策・環境情報の2学部については、入学定員充足率がそれぞれ91.1%、88.0%と低くなっているため、9月入学者数が増えることが予想されます。【図表】参照
  また正規合格者・補欠合格者のそれぞれの数を2022年度入試と2023年度入試で比較すると、大学全体で正規合格者数は120名の増加、補欠合格者数が470名の減少となりました。正規合格者数は2015年度入試以来の8,500名超えとなっています。一方で、補欠合格者数は大幅な減少となっていますが、未だに1,000名を超える数を出しており、この数は2000年代で4番目に多い数となります。【図表】参照
  さらに学部別に正規合格者数と補欠合格者数の3年分を比較すると、文・商学部などは正規合格者数を徐々に増やしながら補欠合格者数を減らす形をとっており、補欠合格者数を減らそうとする意図が感じられます。一方で、経済・理工学部などは正規合格者数が毎年一定数で、補欠合格者数だけが増減するのみなので、補欠合格者数を減らそうとする様子はみられません。【図表】参照
  補欠合格候補者から補欠合格者とした状況を学部別にみると、2023年度入試ですべての補欠合格候補者を補欠合格者としたのは環境情報学部のみでした。一方で、まったく補欠合格者を出さなかったのは看護医療学部と薬学部薬学科となります。どこの大学でも同じですが、補欠合格については、入学手続状況次第で毎年変わっていくものです。ただし、数年にわたりその状況をみていくと、経済学部のように近年に限ると高い確率で補欠合格候補者が補欠合格者となっているなど、ある程度のパターンを見て取ることもできます。【図表】参照

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