琉球大学

内容分析
(前) 法文・国際言語文化―琉球アジア文化
渡辺靖『<文化>を捉え直す――カルチュラル・セキュリティの発想』を読んで、問1 本文の論旨をまとめる。(400字以内) 問2 「文化」をめぐる筆者の議論を踏まえつつ、「文化の果たす役割」について、自分の考えを述べる。(600字以内)
(前) 法文・国際言語文化―ヨーロッパ文化
多和田葉子『エクソフォニー ―母語の外へ出る旅』を読んで、筆者の見解に対して本文全体の内容を踏まえたうえで、自分の考えをまとめる。(1000字以上1200字以内)
(後) 観光産業科学・観光科学
図1(最近の観光が沖縄県にもたらした経済波及効果を抜粋しまとめたもの)を読んで、問1 図1が示唆する内容を踏まえて、地域経済振興の観点から見た沖縄観光の動向について述べる(300字以上350字以内) 問2 東日本大震災以降最近に至る沖縄県のインバウンドの動向について知るところを述べ、インバウンドの成長が沖縄県にもたらすであろう良い影響と悪い影響について具体例を示しつつ述べる。(700字以上850字以内)
(後) 理・物質地球科学―地学
問題1 地学には、地球や惑星の自然に関する理解を探求する学問的な視点と、地震・火山の噴火・台風などによって人間社会が受ける被害に関する自然災害や防災の視点がある。この2つの視点は、互いにどのような関係にあると考えられるか、自分の考えを述べる。(300字程度)
問題2 「自動運転車」について書かれた日本経済新聞社説を読んで、問1 現在開発が進んでいる「自動運転車」の利便性と問題点について、自分の考えを述べる。(300字程度) 問2 「自動運転車」を含めた自動で移動させる技術は、地球科学分野にどのように活用することが可能であるか、自分の考えを述べる。(300字程度)
(後) 理・海洋自然科学―生物
問題1 沖縄で行われている大規模な自然環境の改変をともなう2つの事業の例を読んで参考にしつつ、自然保護に対する異なる立場の住民の意見を、事業の必要性や住民の利益と関連づけながら説明する。(400字以上600字以内)
問題2 復活生態学についての解説を読み、地球温暖化による氷の融解で復活した古い時代の細菌を調べることによって生物進化に関するどのような謎を解き明かすことができるか、自分の考えを述べる。(400字以上600字以内)
(後) 医・医
問題1 Diabetesという雑誌に掲載された、膵島移植に関する論文(英文)の一部を読んで、問1 膵臓から分離した「膵島細胞」の質に影響する因子として、どのようなものがあるとこの論文では述べられているかを述べる。(100字以内) 問2 日本でも多くの糖尿病患者が存在するが、その治療法の問題点は何であるか。自分自身の考えを述べる。(250字以内)
問題2 Current Transplantation Reportからの文章の一部抜粋(英文)を読んで、問1 DCDとDBDの違いを述べ、DCDに注目が集まっている理由を説明する。(100字以上150字以内) 問2 現在の日本の心臓移植事情の問題点について言及し、それを改善させるために、具体的な方策をDCD,DBDという語句を用いて述べる。(150字以上200字以内)
問題3 Science;Latest Newsに掲載された、ジカウイルスに関する記事を読んで、問1 ジカウイルスが子宮内の胎児に感染することによってどのような問題が生じるか、ブラジルの例を参考に説明する。(150字以内) 問2 ブラジルとコロンビアにおける、ジカウイルス感染の胎児への影響の違いを今後明らかにしていくためには今後どのようなことを調べるとよいか、自分の意見も含めて述べる。(200字以内)
問題4 Cellに掲載された、2015年度のノーベル医学生理学賞を受賞した3名の研究に関する解説を読んで、問1 3人が受賞に至った、研究内容と対象疾患を説明する。(200字以内) 問2 20世紀中頃から現在に至る、創薬、特に抗生物質の開発手法の変遷について解説する。(200字以内) 問3 本年度(2016年)のノーベル医学生理学賞について知るところを述べる。(250字以内)
(後) 法文・総合社会システム(昼間主・夜間主)
岡田憲治『デモクラシーは、仁義である』を読んで、問1 自分がテレビや新聞、あるいはインターネット上のニュースで目にした「残念な民主主義政治の事例」を紹介する。(200字以上300字以内) 問2 筆者が例示している「民主主義への不満」を箇条書きで要約する。(200字以上300字以内) 問3 「民主主義への不満」にもかかわらず「それでも民主主義と別れてしまうことができない理由」について、自分自身の考えを論じる。(400字以上600字以内)
(後) 医・保健
浅井篤、大西基喜、大西香代子、服部健司、赤林朗著『医療論理』を読んで、問1 傍線部(1)「医師にとって重要な禁欲」とは、具体的にどのような意味か答える。(100字以上150字以内) 問2 患者―医療者間における医療者の距離に関連して、傍線部(2)「距離感覚ないし深度感覚が、プライバシーの保持に影響する最も基礎的な条件」とする理由は何か、その理由について述べる。(100字以上150字以内) 問3 傍線部(3)「厳密な意味における信頼」とは、具体的にどのような意味か答える。(100字以上150字以内) 問4 「守秘義務」について、問題文も参考にしながら自分自身の考えを述べる。(300字以上400字以内)
(前) 教育・学校教育教員養成課程中学校教育コース 社会科教育専修
乾彰夫「キャリア教育は何をもたらしたのか―教育にひきうけられないことと、ひきうけられること」を読んで、問1 若者の就労をめぐり、筆者が最も問題視していることについて要約する。(400字程度) 問2 傍線部「私はこの間のキャリア教育の問題点は、本来教育がひきうけられないことをひきうけようとしてきたことにあると思う」について、筆者がこのように考える理由について説明する。(400字程度) 問3 日本のこれまでの「キャリア教育」の成果と問題を検討しながら、若者の状況に対する筆者の認識を踏まえ、今後の教育のあり方について論述する。(800字程度)
(前) 教育・学校教育教員養成課程 小学校教育コース 学校教育専攻
「授業論」に関する資料文A(斎藤喜博『授業』と資料文B(河合隼雄・谷川俊太郎『こころに届く授業 教える楽しみ 教わる喜び』小学館を読んで、問1 資料文Aの傍線部(1)「発見創造のある授業」のために、斎藤は何が必要であると主張しているか。筆者の主張を要約する。(250字以上350字以内) 問2 資料文B、谷川が「いかに教えるか」について工夫している箇所を抜き出し、その箇所がなぜ工夫と言えるのか説明する。(250字以上350字以内) 問3 資料文A・Bを踏まえ、小学校の授業がどうあるべきか、自分自身の考えを述べる(700字以上800字以内)
(前) 法文・人間科学―地理歴史人類学専攻
資料文である野堀正雄「エネルギー革命と食生活」を読んで、「エネルギー革命」以後の技術革新は、生活にどのような影響を与えたのか。資料文を踏まえ、地域・歴史・文化という視点から、自分の考えを論じる。なお、地域・歴史・文化という視点は、一つでも複数でもよい。(1000字以上1200字以内)
(前) 法文・人間科学―人間行動専攻・社会学専攻)
資料文である見田宗介『現代社会はどこに向かうか《生きるリアリティの崩壊と再生》』を読んで、問1 資料の要旨を述べる。(350字以上400字以内) 問2 資料の論旨を踏まえたうえで、資料冒頭の傍線部に対する自分の考えを述べる。(700字以上800字以内)
(後) 教育・学校教育教員養成課程 小学校教育コース 教科教育専攻
教育基本法では、伝統と文化を育んできた郷土について学ぶことが目標の一つとして掲げられており、学校現場でも多くの教員が、この目標を意識した授業づくりを工夫している。自分が教員になったとき、郷土・地域の特色を活かして、どのような授業をしてみたいか、自分自身が得意とする科目を想定し、なぜそのような授業をしてみたいのかについて理由も明らかにしながら述べる。(800字以上1000字以内)
(前) 農・亜熱帯生物資源科学 健康栄養科学コース
内閣府の「(別紙)第3次食育推進計画基本計画」を読んで、 問1 地域社会の健康を保持増進するため、「食文化の継承に向けた食育の推進」は重要課題のひとつである。その理由を自分の言葉で述べる。(100字以上200字以内) 問2 特に子供のうちに健全な食生活を確立するための食育の取り組みは重要である。望ましい食習慣を身に付けるための自分の考える子供のころからの食育推進のプランを述べる。なお、語群から7つ以上使用すること。(700字以上1000字以内)

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