受験本番を前に
いよいよ受験本番が近づいてきました。
受験生の皆さんは、これまで志望校合格に向け、じっくり学習に取り組んできたことと思います。
けれども受験においては学習面の強化はもちろんのこと、実力を本番でしっかり発揮できるよう精神面も整える必要があります。
どういう時に緊張してしまうのか
皆さんがプレッシャーを感じるのはどういう時でしょうか。
何かの発表会や試合など『ここ一番!』という時や、周囲の期待を背負っている時、初めて挑戦する時などに緊張し、プレッシャーを感じることは少なくないでしょう。
そのような場面とは反対に、時間や回数に制限がなく、日常的に繰り返していることや慣れている作業などは、リラックスした状態で取り組めていると思います。
プレッシャーのもたらす効果
そもそも、プレッシャーは「悪いこと」なのでしょうか。
先に挙げたようなプレッシャーを感じる場面では、ドキドキして平常の時では感じないような気持ちになる人がほとんどです。
けれども、時としてプレッシャーは私たちによい効果を与えてくれることもあるのです。
たとえば『緊張していたので、慎重に取り組んで成功できた』時のように、一般的には悪いものと考えがちな「プレッシャーや緊張」がよい効果を生むことや、その逆に『リラックスしすぎて、油断から失敗してしまった』時のように、良いものと考えがちな「リラックス」が悪い効果を生むことがあります。
このように心理状態が及ぼす影響は考え方・捉え方次第で、それぞれ良い面もあれば悪い面もあるといえるでしょう。
プレッシャーを味方にする
プレッシャーを味方につけるためにはまず、自分が『プレッシャーを感じている』ということを、客観的に認識することが大切です。
受験本番のような非日常の場面においては、無理に「プレッシャーを感じないようにする」のではなく「プレッシャーがあって当然」と受け入れてみましょう。
プレッシャーを最初に認めてしまえば、後から不安な気持ちに飲み込まれたり、振り回されたりといった悪い影響を軽減することができます。
その際、プレッシャーがもたらす良い効果を思い浮かべることも大切です。
プレッシャーこそが「自分を強くさせてくれる」と考え、ドキドキと胸を打つ鼓動も「今この瞬間にベストを尽くすために、心の準備を促している」と思えば、不安感より心地よい緊張感で上書きすることができます。
このようにドキドキした気持ちや緊張をマイナスで捉えずプラスに考えることで、プレッシャーが味方になってくれるはずです。
プレッシャーに負けない体づくり
プレッシャーを上手にコントロールするために気を付けておきたいのが、体調管理です。
生活習慣のみだれはプレッシャーを強く、大きく感じさせます。
プレッシャーをコントロールしやすいものにするために、受験本番に向け体の調子を整えておくことが重要です。
食事や睡眠、運動など、規則正しい生活リズムを続けることは精神力を強化することにも繋がります。
弱った体では、マイナスの気持ちに引きずられてしまうこともあるので、プレッシャーに負けない体づくりをしましょう。
恐れず向き合い、その先へ。
プレッシャーを感じるということは、それだけ受験に真剣に取り組んでいるということでもあり、志望校合格への強い気持ちの表れともいえます。
心の持ちようとプラス思考で『心』を整え、規則正しい生活で『体』を整え、プレッシャーを恐れずしっかり向き合いましょう。乗り越えた先に志望校合格が待っています!
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