推薦・AO入試の歴史と変遷

~AO入試導入から2020年度大学入試改革までの30年間~

今では私立大学の入学者のおよそ半分を、推薦・AO入試合格者が占めています。それほど、推薦・AO入試はメジャーな方式となってきました。
特に2016年度以降は、国公立大学でも推薦・AO入試を導入する大学が増え、その入学者数も大きく増加しています。そして来たる2020年度の大学入試改革において、推薦・AO入試でもいくつかの点で変更が発表されました。
これからの入試に向けて、何が必要でどのような対策をしなければならないのか、自分の志望校は受験生に何を求めているのかという情報を早くから収集し対策を始めておくことが、受験を乗り越える重要なポイントとなります。

代ゼミ個別AOスクール

2020年度の大学入試改革で、推薦・AO入試は何が変わるのか

大学入試改革とは、文部科学省が発表した「学力の3要素※1」を、多面的・総合的に評価する入試方法を実現することを目的に進められている改革です。この改革において、推薦・AO入試に関連する主な変更点としては、以下の3点が挙げられます。

1.入試区分(名称)の変更

変更前 変更後
推薦入試 学校推薦型選抜
AO入試 総合型選抜

※一般入試は「一般選抜」という入試区分(名称)に変更。

2.実施時期の変更

変更前 変更後
学校推薦型選抜 出願 : 11月以降 出願 : 11月以降
(変更なし)
合格発表 : 指定なし 合格発表 : 12月以降

※現状:出願開始の11月と同月の11月中に合格発表を行う大学が、全体の42%を占めている。

変更前 変更後
総合型選抜 出願 : 8月以降 出願 : 9月以降
合格発表 : 指定なし 合格発表 : 11月以降

※現状:10月以前に合格発表を行う大学が全体の42%を占めている。

3.選抜方法の変更

変更前 変更後
学校推薦型選抜
(推薦入試)
学力検査を課さない場合が多い 調査書・推薦書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する
評価方法等※2または「大学入学共通テスト」のうち、
少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
総合型選抜
(AO入試)
成績の提出が不要、
または学力検査を課さない場合が多い
調査書等の出願書類だけでなく、各大学が実施する
評価方法等※2または「大学入学共通テスト」のうち、
少なくともいずれか一つの活用を必須化する。
  • ※1 学力の3要素…新しい社会を力強く生きるために育むべき力として、文部科学省が示したもの。以下の3つの力を指す。
  •  ❶「知識・技能」 ❷「思考力・判断力・表現力」 ❸「主体的に学習に取り組む態度」
  • ※2 例えば、自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法(小論文等)、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績など

推薦・AO入試でも学力が重視されるようになる!