• 入職年:2010年
  • 所属:サテライン映像システム部
  • 役職:部長

I.H

入職後の異動歴
  • サテライン映像システム部(入職時)
  • 現在

Q1.入職してから経験してきた業務と現在の業務は?

私は入職当初から現在の映像配信システムを担当する部門に配属されています。私が受験生だった時に映像授業にお世話になったことが無かったので、最初はカルチャーショックを受けました。入職して数年は提携塾への受講環境構築のサポートで全国を飛び回り、大都市圏以外での受験対策授業提供の難しさや映像授業の価値を実感しました。衛星放送の運用も携わっていたのですが、インターネット系にはない設計思想等慣れないことも多く勉強することが多かったです。その後、WEB受講システムの構築の主担当となり、現場の意見集約や開発要件定義、新システム導入のサポート等、多岐にわたる業務を行ってきました。入職6年目からは役職に付き、引き続きWEB受講システムの管理を行いながら、現在は品質管理やシステム改修に加え、動画制作や商品企画等の業務にも携わっています。

Q2.入職した決め手になったことは?

IT関係への就職を目指していたので、もともと教育業界には興味はありませんでした。内定が1社からももらえていないまま4年生の夏を迎えていた時に、たまたま見ていた新聞広告に代ゼミのIT分野の求人が掲載されていたのがきっかけです。業界研究もままならない状態でしたが、面接時にシステム関係に携わりたいという希望を伝えたうえで採用されたため、これも何かの縁と思い入職を決めました。私と同じようにIT関係に興味がある方もいるかと思いますが、最初から業界を絞らずに幅広く見ることで可能性が広がる場合もあります。

Q3.仕事に対して、自信を持っていることは?

代ゼミの映像授業は30年の歴史があります。衛星放送から始まっていますが、受講生へ安定して提供する、見やすい映像を提供するために、最新の技術を取り入れ、常にアップデートを重ねてきました。また、他社にない特徴として、毎年1,000講座以上収録し常に内容をアップデートすることで、古い映像を残しておくことなく、最新の入試への対応をとっています。これによって、映像技術の研鑽や設備改修等の課題も毎年把握することができるようになっており、映像のクオリティ向上に繋がっています。映像授業であっても「テレビを見ているように」違和感を感じさせない授業を提供していることが自信になっています。

Q4.業務の面白さ・魅力は?

予備校業務は基本的には毎年同じ業務の繰り返しです。ただ任された仕事に従事しているだけでは、つまらない仕事になるでしょう。どこに面白さを見出すかですが、私は生徒指導に携わる部門ではありませんので、目の前の仕事をどのように効率化できるか、改善点はないのかなどの気付きや対応を楽しみとしていました。
役職についてからは、さらに見えてくる部分が広がり、経営的な視点や自部署以外にまたがる課題解決など、業務の範囲は大きく広がり、責任も伴って増えましたが、達成感ややりがいも増えました。
一口に予備校業務と言っても、表向きには、生徒募集・生徒指導・結果収集という一連の流れ以外に、裏には表面的には見えにくいが、やれることは非常に多く、自らがやれること・解決すべき課題の解決等、全力で取り組むことで結果に繋がるという楽しみがあります。

Q5.今後代ゼミでやりたいこと・実現したいことは?

新型コロナ感染症で映像授業はますます一般化しました。ただ、その反動でやはり対面授業の方が良いという意見も出てきています。映像授業が一般化した中で、以前は対面授業も映像授業も行う予備校という差別化を行っていたところをどこで他予備校と差別化していくのか、生徒に選んでもらう予備校にするのかに取り組むことが直近の課題と考えています。
映像部門担当としてはますます多くの人に映像授業を利用してもらえる環境をどう整えるかなどを考えながら、さらにシステムのブラッシュアップや営業活動に取り組んで行きたいと思っています。

代ゼミを一言で表すと?

矛盾した教育者
受験業界は不安産業です。予備校は教育業界の一員ではありますが、利益を追求する立場でもあります。代ゼミは受験生に対し、優しく、親身となり、一方で必要に応じ不安をあおったり、突き放すような立場もとり、それに従事する職員もそのバランスをとりながら受講生に接しています。受験生から頂いたお金でサポートする立場なので、とことん生徒の為になりたいと思う方は教師の方が良いでしょうし、とにかくお金を稼ぎたいという仕事とも違います。受講生のために志望校に合格させてあげたい、親身でいながら一歩離れた位置、それが代ゼミだと思っています。

このインタビューは2021年12月に行ったものです。