参考書・問題集の活用法①

更新 2020.10.01
2019.08.21

問題集の写真

学習法の悩みとしてよく挙がるのが参考書・問題集の使い方についてです。
2学期になってからでは、十分に対策できないおそれがあります。
最適な参考書・問題集を今のうちから選んでおくことで第一志望校現役合格を掴みとりましょう。

参考書・問題集とは

 

そもそも参考書、問題集というものはどう使うべきなのでしょうか。
参考書、問題集がそれぞれどういう目的で利用すべきものであるか、ということを考えてみましょう。
受験生にとって基礎的かつ最重要な学習アイテムは、あくまで教科書やテキストです。

教科書には入試に必要な基本が詰まっています。
教科書全体の通読により、入試に必要な知識の全体像や流れを掴みましょう。
教科書を通読することが理解度や知識の穴を確認することに役立つはずです。
特に、苦手科目については、「自分がどの程度理解できているか」や「何の理解が不十分か」を把握するのに教科書の見直しが有効です。

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参考書はあくまで「参考」書

 

教科書やテキストを使用して復習をする際の内容理解や、教科書の通読による知識の全体像の把握を助けるのが、参考書です。

参考書には様々な種類のものがありますが、教科書傍用の資料集や図版集はまさに知識の全体像の把握に役立ちます。
また、詳細な解説書や用語集、辞書・辞典といった参考書は、教科書やテキストの一読だけでは理解しにくいという場合に、別の角度からの視点、詳細な記述によって、理解に役立つことが多いです。
このように、参考書はあくまで教科書・テキストの理解の「参考」として使用することがお勧めです。

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問題集ではインプットの確認を

 

問題集に取り組む目的は、1学期ではインプットした知識がどれだけ定着しているかを確認すること、2学期では過年度入試問題の対策です。

問題集に取り組む前に、授業テキストや教科書、補助的に参考書を使用して、知識をインプットすることが必要です。
その上で、知識の確認のために標準的な問題集に取り組みましょう。

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少数の教材に絞って取り組む

 

受験生の多くが陥る失敗として、何冊もの参考書や問題集に着手したのは良いものの、結局1冊も最後までやり通すことができなかったというケースがあります。

実際に使ってみなければどのような参考書・問題集であるかを判断するのは難しいので、自分に合った参考書・問題集をすぐに見つけることは至難の業です。
全く自分に合わない問題集を無理やり1冊終わらせる必要はないので、今の時期に色々な参考書・問題集にチャレンジすることは仕方がありませんが、早いうちに「この1冊」という教材を決めて学習に取り組んでほしいと思います。
少しでも時間を有効に使いましょう。

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目標は試験での合格点

 

目標は入試本番で合格点をとることです。問題集の出来に慢心しないよう注意しましょう。
特に何度も取り組んでいる問題集の場合、ある程度問題の形式・種類を覚えてしまっていて、その問題集に限っては高得点をとれる、というケースは大いにあります。
一つの問題集で物足りなくなった場合は、初見の問題を解く力をつけるためにも、より高難度の問題集、あるいは過去問題集に取り組む時期にあるのかもしれません。

また、周りに知らない受験生や試験監督がいて、制限時間も厳格に決められている入試本番と、慣れ親しんだ自習時間では、環境が大きく異なります。
普段から模試を受験して、試験の雰囲気などに慣れておきましょう。

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