代々木ゼミナール大阪南校受験サポートコラム

朝活で学習効率を上げよう!

朝活で学習効率を上げよう!

2025/6(更新)

2021/10(初稿)

高校生や受験生に役立つ朝活学習!

大学受験において、志望校合格をつかんだ先輩からは「朝型の生活リズムを心がけた」「朝の時間を有効利用した」という声が多く聞かれます。

夜型の生活リズムになっている人も、試験本番が近づいてくると入試当日を意識して朝型のリズムを心がけるようになるでしょう。
朝型のリズムで生活することには、メリットがたくさんあります。
ぜひ、この機に朝活をはじめましょう!

今回は、『高校生や受験生にとっての朝活学習のメリット』と『朝活学習におすすめの勉強』についてお伝えします。

高校生や受験生にとっての朝活学習のメリット

高校生や受験生にとっての朝活学習のメリット

リフレッシュされ、集中力が高まる朝の時間は、勉強に適した特別な時間帯です。受験生にとっては、毎日勉強を続けるための効率的なルーティンを作るのにぴったりの時間ともいえます。本記事では、朝活学習を取り入れることで得られる具体的なメリットについて解説します。

集中力アップ!朝は『ゴールデンタイム』

朝は脳が最も効率よく働く時間帯で、集中力や思考力が高まるため『ゴールデンタイム』と呼ばれています。睡眠で体力が回復し、気持ちもリフレッシュできているため、勉強に対して前向きな気持ちで取り組むことができるのです。
また、早朝は静かで、周囲の雑音・騒音で気が散ることもなく、勉強に集中しやすいといえるでしょう。
この時間帯を有効活用して、モチベーションを高く、集中して勉強に取り組みましょう!

タイムリミットのある効率的な勉強ができる

学校や予備校・塾などの予定がある日は、家を出るまでや授業が始まるまでの「〇時まで勉強する」というタイムリミットが発生します。
「朝起きてから〇時までの間に××の勉強を行う」という目標設定をすることで、集中して学習することができるでしょう。

毎日続けることで学習習慣が身につく

毎朝決まった時間に起きて勉強することで、コツコツと計画的に勉強をすすめることができます。
朝活学習を毎日続けて習慣化すれば、ルーティンとして身につき、目覚めた瞬間から頭と心にスイッチが入るようになります。
中だるみを起こしてしまいそうな時や、やる気が出ない時であっても、自然と「勉強しよう」という気持ちになるはずです。

朝から始まる大学入試本番でも力を発揮できる

大学入試は、朝から試験が行われます。
朝活学習で、朝から勉強をする習慣を身につけておくと、大学入試本番でも集中して、実力を発揮できるようになります。

このように、朝の時間を有効活用して、効率的に受験勉強に取り組むことができる朝活学習は、高校生や受験生にとって大きなメリットがあります。
早めに学校に行って勉強をしたり、友達と目標を決めて自習室で勉強をしてみたりするのも良いですね。

勉強は朝何時からがオススメ?

勉強は朝何時からがオススメ?

朝活学習をする際に気になるのは、勉強の開始時間です。生活リズムや睡眠時間に左右されますが、一般的には 6時から7時の間 に開始するのが推奨されています。この時間帯は、朝日を浴びて体内時計がリセットされることで自然と目覚めやすく、脳の働きが活発になる「ゴールデンタイム」と言われています。

朝の勉強開始時間のポイント

理想的な時間帯:6時から7時
朝日を浴びることで、目覚めが促進され、脳が最も効率よく働く時間帯です。睡眠でリフレッシュされているこの時間に脳を活用することで、勉強の効率がアップします。
無理な早起きはNG
無理して早起きしすぎると、睡眠不足につながり、集中力が低下。これではせっかくの朝の時間を有効活用できません。体に負担をかけるのではなく、自然に起きられる時間をめざしましょう。

朝活学習におすすめの勉強

朝活学習におすすめの勉強

朝は時間が限られている分、効率よく集中して勉強するのに最適な時間帯です。静かな環境やスマホの通知や外部の刺激が少ない状況は、誰にも邪魔されず、勉強に没頭する絶好のタイミング。こうした朝ならではの特徴を活かして、効果的に学習を進めるには、朝の状態に適した勉強内容を選ぶことが重要です。朝活学習に向いている勉強をいくつかご紹介します。

まずはウォーミングアップ

朝起きたら最初にカーテンを開けて、太陽の光を浴びましょう。
軽くストレッチを行って、頭と体を目覚めさせるのもおすすめです。
しっかりと朝食をとることも大切です。朝食を抜いている人もいるかもしれませんが、朝食はエネルギーを確保するために不可欠です。バランスの良い食事を心がけましょう。

英語の音読や計算問題

目覚めたばかりの脳を活性化させるために、英語の音読や簡単な計算問題からスタートするのがおすすめです。
音読でしっかり声を出すことで脳に刺激を与えることができます。また、計算問題で手と頭を使うことで、しっかりと目覚めることができます。
これらに毎朝取り組むことで、英語のフレーズが自然と身についたり、計算ミスが減ったり、解くスピードが速くなるという効果も期待できます。
このように、音読や計算問題は朝一番でも取り組みやすく、繰り返し行うことで学習効果も高まるので、朝活学習にぜひ取り入れてみましょう。

苦手科目や発展問題への挑戦

思考力や集中力を必要とする問題に取り組むのも良いでしょう。
午前中は脳が活性化しているので、しっかり力をつけておきたい科目で発展問題に挑戦するのもおすすめです。また、苦手科目や苦手分野は後回しにしてしまいがちですが、疲れが出てくる午後に取り組むと時間がかかってしまい、苦手意識が高まるばかりです。朝活学習に取り入れて、苦手を克服しましょう。

夜に行った暗記の『復習』

記憶は睡眠によって整理されるため、夜に暗記を行い、翌朝に復習することで、記憶の定着させることができます。
ポイントは、新しい内容を暗記するのではなく、前日寝る前に暗記したものを、朝起きて『復習する』ことです。
前日までの内容をきちんと整理し定着させたうえで、新しい勉強をスタートさせるというルーティンを作ることも効率の良い勉強法といえるでしょう。

朝の時間管理術

朝の時間管理術

朝の時間を充実させるには、時間を計画的に使うことが重要です。限られた時間を最大限に活用するために、ポイントを押さえて効率的に勉強をしましょう。

タイムスケジュールの作り方

朝の時間を無駄にしないためには、目的を明確にしたタイムスケジュールを作ることが重要です。「起きる時間」「勉強を始める時間」「科目ごとの学習時間」を具体的に計画しておけば、スムーズに勉強を進められます。

例:朝のタイムスケジュール

6:30 - 起床
軽いストレッチや朝食を取って体を目覚めさせる。
7:00 - ウォーミングアップ
英語の音読や計算問題を解くなど、簡単な課題で脳を活性化させる。
7:30 - 集中学習
朝の高い集中力を活かして、苦手科目や発展的な課題に挑戦する。

ポイント

  • ・得意科目と不得意科目をバランスよく配分する。
  • ・休憩時間も設けることで疲れを防ぐ。

自分の得意・不得意科目や休憩時間もスケジュールに合わせて調整し、効率的に勉強を進めましょう。

効率的な時間配分のコツ

朝は限られた時間で集中して勉強する必要があります。そのため、短期間で達成可能な具体的な目標を設定することがポイントです。この方法により、達成感が得られ、次の日の学習意欲も高まります。

効果的な目標設定の例

短期的目標
・英単語を20個覚える
・数学の問題集を1章終わらせる
長期的目標へのステップ
・毎朝少しずつ進めることで、試験対策や学力向上につなげる。

朝活は短時間で集中することが大切です。すべてを完璧にこなそうとせず、優先順位を決めて、無理のない課題設定を心がけましょう。

優先順位の付け方

朝の時間は限られているため、何を勉強するかの優先順位を決めることが成功への鍵となります。集中力の高い朝だからこそ、重要な課題や苦手科目を最優先に取り組むと効果的です。

優先順位を付ける際のポイント

1.重要科目から始める
試験で頻出の範囲や苦手な科目を優先的に学習することで効率がアップします。
2.復習を取り入れる
前日の夜に暗記した内容を朝に復習することで、記憶が定着しやすくなります。
3.締め切りに基づいた計画を作成する
「提出期限が迫っている課題」「模試に向けた準備」など、重要性を見極めることが大切です。

頭が冴える午前中に思考力を必要とする課題をこなしていきましょう。

朝活学習を習慣づけるコツ

朝活学習を習慣づけるコツ

朝活学習は習慣化することでより効果が高まります。しかし、初めてのうちは、難しく感じるかもしれません。ここでは、無理なく朝活学習を続けられる工夫をお伝えします。

前日に勉強スケジュールを決めておく

「どの科目をどの時間に」「どれくらいの量をこなすか」を具体的に決めておけば、朝から迷いなく勉強に取りかかることができます。

スケジュールを決める際には無理のない範囲からスタートするのがポイント。翌朝、スムーズに進めるために必要な道具や教材を机の上にそろえておくなど、準備を整えておくことも忘れずに。

睡眠をしっかりとる

朝の勉強を習慣化するためには、質の良い睡眠が欠かせません。夜更かしをすると朝起きるのが辛くなり、集中力が持続しない原因にもつながります。夜はリラックスした環境を整え、寝る前はスマホやパソコンの使用を控えるなど、十分な睡眠を確保できるように意識しましょう。

また、寝る前に暗記などの勉強をすると、記憶の定着率も高まります。質の良い睡眠は朝の活力を生む鍵なので、しっかりと体を休めることを優先してください。

短い時間から始める

いきなり長時間の朝活学習をめざすと、挫折してしまう可能性もあります。最初は短い時間から取り組むことを心がけましょう。例えば、最初の1週間は15分だけ勉強してみる、次の週には30分に増やすなど徐々にステップアップしていくのがおすすめです。

短い時間でも計画的に取り組むことで「継続することの大切さ」を実感し、習慣化していくことができます。無理のない範囲から始めて習慣化すれば、早寝早起きの生活リズムが確立され、精神的にも余裕を持つことができます。達成感とモチベーションを積み重ね、自信を深めていきましょう。

朝を制する者が大学受験を制する!

朝を制する者が大学受験を制する!

高校生や受験生にとって、朝活学習にはたくさんのメリットがあります。
やる気や集中力の高まる朝のゴールデンタイムを有効活用して、充実した高校生活や受験生活を送りましょう!

生活習慣や生活のリズムは、すぐには変えられません。
なるべく早い時期から、朝型の生活リズムを身につけて受験勉強を効率的に進めましょう!

『勉強するのに向いているタイミングってあるの?』では、1日のうち、どの時間帯にどんな勉強をするべきかを紹介しています。
ぜひ、あわせてチェックしてみてください!

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