代々木ゼミナール大阪南校受験サポートコラム

勉強するのに向いているタイミングってあるの?

勉強するのに向いているタイミングってあるの?

2020/06

脳のメカニズムを理解して、勉強の効率を上げよう!

1日のうち、どの時間帯に勉強するべきか。
テスト前などに、友だち同士で話すことはありませんか?
早起きして朝に勉強する人もいれば、夜遅くまで頑張る人もいるでしょう。

実は、脳の状態や働きは、時間帯によって変化します。
脳のメカニズムを理解し、勉強の目的や内容によって机に向かう時間帯を変えれば、もっと効率よく勉強できるかも。

集中力アップ~午前中~

午前中はクリエイティブな時間帯。ドーパミンで集中力もアップ

脳の活動がもっとも活発になるのは、起床から4時間後。
午前中の脳は思考力を発揮しやすく、クリエイティブな作業に向いています。

脳内物質「ドーパミン」が多く分泌されることで集中力もアップ。
午前中は、国語の文章問題や数学、物理、化学など、じっくり考える必要のある勉強に向いている時間帯と言えます。

暗記時間~就寝前~

暗記のゴールデンタイムは就寝前。6時間以上の睡眠も大切!

では、英単語や年号、化学式などを暗記するのに向いている時間帯はいつなのでしょうか?
おすすめは、眠る30分前。
脳は、睡眠中に記憶を整理し、1日にあったさまざまな出来事を、短期記憶(すぐに忘れてしまう記憶)と長期記憶(長く覚えていられる記憶)に振り分けます。

近年の脳科学の研究で、眠る直前に勉強した内容は長期記憶に残りやすいと分かりました。
短期間に詰め込もうとしがちな暗記ですが、睡眠不足には注意。
新たに暗記した内容を、長期記憶として定着させるためにも、しっかり6時間以上の睡眠を取りましょう。

脳が活性化~空腹時~

動物としての本能を利用?脳は空腹時に活性化する

ちなみに、勉強するのに最適なタイミングは「空腹時」だという説もあります。
はるか昔、人間が狩りで食料を確保していた時代のなごりで、空腹になると、獲物を見つけるために脳が活性化し、記憶力や注意力が高まるのだそう。
帰宅後、おやつを食べるのを我慢して空腹状態をつくり、夕食前のスキマ時間に勉強してみては?

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