いよいよ大学入学試験本番の日が近づいてきました!
志望校合格を目指し、1年間必死で勉強してきた成果を出す時です!
以前のコラムでは、試験前日の過ごし方や、当日までに準備すべきことをお伝えしてきましたが、今回は意外と盲点になりがちな『試験当日の過ごし方』についてご紹介したいと思います。
試験当日のスケジュール
起床
絶対に寝坊しないよう
「目覚ましを複数個セットする」
「アラームのスヌーズ機能を使う」
など、念には念を入れて対策することをおすすめします。
ただし、あまり早く起きすぎると油断して二度寝してしまう危険性もありますので、目覚ましの時間には注意しましょう。
脳が最も活発に働く時間は、起床してから4時間後といわれています。
試験開始時間にピークを合わせられるように、そこから逆算して起床時間を考えるのもよいでしょう。
もし試験会場が遠方でホテルを利用するなど、宿泊先で試験当日の朝を迎える場合は、モーニングコールのサービスがあるか確認して、依頼するのもおすすめですよ。
朝食
試験当日の朝食メニューは、なるべく普段から食べ慣れているものを選ぶと良いでしょう。
ライバルに打ち勝つ!と気合を入れて朝からカツを食べたり、何か特別なものを食べたりすると、消化不良を起こすおそれもあります。
また、朝食抜きや食べすぎにも要注意です。
朝食抜きでは頭がしっかり働きませんし、それとは反対に食べすぎてしまうと、満腹感が引き起こす睡魔に襲われる危険性もあります。
なるべく消化のよい献立を心がけ、腹八分目にしておくのがよいでしょう。
試験会場に出発
電車の遅延や不慮の事態に備えて、時間に余裕を持ったスケジュールで出発しましょう。
大学受験の経験者からは「試験開始の30分前には会場に到着するようにした」という声が多く聞かれます。
試験会場に余裕を持って到着すれば、試験前に最後の見直しを行ったり、気持ちを落ち着けるために音楽を聴いたりと、自分なりのルーティンに取り組む時間も確保できます。
また、試験当日は会場のお手洗いが混雑することも多いため、駅や公園など会場外のお手洗いスポットに立ち寄ってから会場に入るのもおすすめですよ。
試験開始前
試験開始直前は、ノートや参考書を見直そうと考えている人が多いでしょう。
その際は、知識の再点検をすると同時に、気持ちの整理に時間を使うと良いでしょう。
試験1科目めの開始前は最も緊張を感じている時間帯だと思います。
だからこそ、これまで勉強を頑張ってきた証であるノートや参考書、付箋を貼った教科書などを見て、これまでの努力をふり返ってみてください。
しっかり書き込まれたノートの文字や、使い込まれたテキストを見ることで
「これだけ頑張ったんだから、きっと大丈夫!」
「自分なら絶対やれる!」
という自信や勇気を手に入れられるはずです!
試験中
試験中は目の前の問題と解答用紙に集中したい…!
受験生の皆さんなら誰しもがそう考えて、試験と向き合っていることでしょう。
しかし過去に受験した模試などで、周囲の受験生の様子が気になったり、予想と違う出題形式や難問に焦ったりと、想定外の状況に追い込まれた経験がある人も多いのではないでしょうか。
ほどよい緊張は、集中力を高めてくれる効果もありますが、あまりに強い緊張となると本来の実力を発揮するのが難しくなります。
「試験中に慌てずに実力を発揮するためにはどうすればよいか」については、別の記事に詳しくまとめています。ぜひこちらをご参考に!
休み時間
試験と試験の間の休み時間は、次の試験科目でベストを尽くすためのコンディション作りを優先しましょう!
先の科目で実力を存分に発揮でき「最高のスタートを切れた!」という人は、前向きな気持ちを次の科目以降にも維持していただきたいと思います。
成功するイメージを思い浮かべて、引き続き頑張りましょう!
それとは反対に、先の科目で「思うような結果が残せなかった…」という人は、すぐに気持ちを切り替えることが大切です。
既に終了した科目の出来を悔やむより「次の科目で挽回するぞ!」と自分を鼓舞することで集中力をアップさせ、マイナスをプラスに変えることもできます!
お昼休みなど少し長めの休憩時間には、外の空気を吸いにいくのも良い気分転換になりますよ。
昼食も朝食と同様、試験に響かないように消化の良いものを選んで、次の試験に備えましょう。
試験当日の過ごし方~おわりに
今回は試験当日の過ごし方についてお話ししました。
大学入試の本番は「朝起きてから会場に到着するまで」や「会場に到着してから試験が開始するまで」の時間をどう過ごすかが、とても重要といえます。
試験当日は、朝起きた瞬間からすでに戦いが始まっていると考えて、試験開始の合図を受けた時には、最高のコンディションで問題に取り組めるようにしましょう。
志望校合格を勝ち取るため、これまで頑張ってきた受験生の皆さん!
この1年、皆さんはきっと並々ならぬ努力を重ねてきたことでしょう。
試験当日を迎える受験生は、勉強の総仕上げと準備はもう万全のはずです。
あとは心と体に余裕を持つことができれば、何も恐れることはありません。
合格通知はもうすぐそこです!頑張れ受験生!!
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