代々木ゼミナール大阪南校受験サポートコラム

暑さに負けない!受験生の夏バテ対策について

暑さに負けない!受験生の夏バテ対策について

2021/08

夏本番!受験へのモチベーションアップ

夏の盛りを迎え、連日うだるような暑さが続いていますね。
受験生の皆さんは順調に学習を進められているでしょうか?
受験生にとって夏は、これまでの学習を振り返って弱点克服を目指したり、過去問に挑戦するなど、秋以降に弾みを付けるための大切な時期です。

そこで今回は、受験生の皆さんが暑さに負けずに夏を乗り切れるように、夏バテ対策についてご紹介します。

夏バテの原因

『体がだるくて熱っぽい』『食欲がない』『やる気が出ない』『めまいや立ちくらみ、頭痛がする』など夏バテの症状は様々です。
夏負けや暑気あたりとも呼ばれる、この厄介な体調不良は、一体どうして起きてしまうのでしょうか。
夏バテの主な原因としては、【自律神経の乱れ】【水分・ミネラル不足】【睡眠不足】【栄養不足】などが挙げられます。
夏バテを放置していると、免疫力が低下して夏風邪にかかるなど、そのほかの疾患を引き起こすおそれもあります。

夏バテの原因を早期に取り除き、健康な体を取り戻しましょう。

夏バテの対処法

夏バテの対処法

夏バテの原因について、対処法を確認していきましょう。

【自律神経の乱れ】

この時期の屋外は猛暑ですが、熱中症対策のため屋内は冷房でよく冷えていることが多いと思います。
冷房で室内をしっかり冷やして体温が上昇しすぎないようにすることは大切なことです。
しかし、よく冷えた室内から一歩外に出ると、猛暑で外気温が高いため、屋内と屋外の大きな温度差により自律神経が乱れてしまうのです。

自律神経の乱れを避けるためにも、『必要以上に部屋を冷やしすぎない』『冷たい飲み物を飲みすぎない』『よく冷えた室内では袖のある服や、カーディガンなどを用意する』など、上手に体温調節するよう注意しましょう。

夏場は、入浴時に湯船につからずシャワーで済ませてしまう人も多いかと思いますが、自律神経を整えるには『浴槽入浴』がおすすめです。
浴槽入浴をすると、浮力作用で体の緊張を緩める効果や、水圧作用で血行を促進する効果が得られます。
また、温熱作用で体をリラックスさせる効果もあるので、夏の疲労を回復するのにうってつけです。

ただし、入浴時に熱い湯に浸かってたくさん汗をかいてしまうと、自律神経に負担がかかり、眠りづらくなることがあるため、お湯の温度は38~40℃くらいに調節するのがポイントです。
ぬるめのお湯に5~10分程浸かってほどよく体を温め、自律神経の乱れを解消しましょう!

【水分・ミネラル不足】

猛暑の中外出したり、室内でも蒸し暑い環境にいると、体温を下げるために、たくさん汗をかき、水分不足になることがあります。
水分不足になると、血液の循環が悪くなり体調不良を招くほか、先に挙げた自律神経の乱れまで引き起こしてしまいます。
熱中症対策にもなりますので、夏場は水・お茶(ノンカフェインのもの)・アルカリ飲料などで、しっかり水分補給をするようにしましょう。
ただし、一度に大量の水を取ると体に悪影響を及ぼすことがありますので、水分補給時は『少量の水をこまめに飲む』ように心がけましょう。

【睡眠不足】

受験生の皆さんが陥りがちな睡眠不足も、夏バテの原因に挙げられます。
勉強を頑張るあまりついつい夜遅くまで起きてしまう…という人も多いかと思いますが、睡眠をしっかりとりつつ勉強時間を確保するためにも、早寝早起きの生活習慣をつけましょう。
夜更かしする代わりに早起きして、涼しい午前中に勉強をすることで、体調を整えながら、効率的に学習をすすめることができますよ。

また、夏場は夜間でも25℃を超える熱帯夜になることも多く、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまうなどの理由から、睡眠不足になりがちです。
熱帯夜の時に、快適に眠れる温度は『26度~28度』と言われていますので、睡眠時には、温度とタイマーを設定して体を冷やしすぎないように工夫しながら、エアコンを利用するのも良いでしょう。

【栄養不足】

暑さで食欲が減退することによる栄養不足も、注意したいところです。
栄養不足に陥ると、疲れやだるさなどの症状が出やすくなり、回復も遅れてしまいます。
この時期は水分補給も兼ねて、ついつい清涼飲料水へと手が伸びがちですが、糖分の多いものは食事のリズムを崩してしまいます。
水分補給時は、甘いものを飲みすぎないように注意しましょう。

冷たいものばかり摂取して起こす胃もたれも食欲減退の原因になります。
夏バテを防ぐためには、偏った食事は避け、できるだけ栄養バランスのよい献立を考えましょう。
旬の食材は、その時期に必要な栄養素を含むものが多くありますので、季節のものを楽しみながら、栄養補給をするのがおすすめですよ。

それでも、どうしても食欲が出なくて食事量が減ってしまう…という時は、間食で食事の不足分を補うとよいでしょう。
不足しがちなタンパク質やビタミンなどの補給ができるものをおやつに選ぶのがポイントです。
しっかり栄養をとって、夏を元気に乗り越えましょう!

万全の状態で秋を迎えよう!

万全の状態で秋を迎えよう!

受験生は体が資本です。夏バテをしないように体調を整え、規則正しい生活習慣を身につけておくことは、秋以降にもきっと役立つことでしょう。
秋からは試験本番に向け重要な模試が目白押しになります。
志望校への合格ラインを突破し、ライバルたちに差をつけるためにも、夏の間に心と体を万全の状態にしておきましょう。
受験生の皆さんが充実した夏を過ごせるようお祈りしています!

皆さんが最良の選択をできるよう祈っています!

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