九州大学
2.現役浪人比
学部・学科ごとに詳細にみていきましょう。2023年度の前期・後期の合計で最も現役生の割合が高かったのは共創学部の81.2%で、合格者の8割以上が現役生という結果になりました。共創学部の合格者に占める現役生の割合は、募集が始まった2018年度入試から73.9%→71.0%→80.0%→80.0%→77.1%と推移し、全学部の前期・後期の合計よりも常に高い割合となっています。文理共通・横断的に幅広い学問分野の知識や技能を学べる点が、様々なことに興味関心があり時間をかけて自分にあった研究分野を見極めたい現役生にとって、より魅力的に捉えられたと考えられます。その他にも、法学部(79.3%)、医学部保健学科(79.3%)が8割近い数字となっています。逆に、2022年度に比べて現役生の割合が特に減少した学部は医学部生命科学科で、57.1%(2022年度は69.2%)となりました。医学部生命科学科は2018年度から2022年度までの5年間で10%以上の増減を隔年で繰り返していましたが、2023年度もその傾向が継続し、前年比で12.1%減少する結果となりました。
一方、現役生の割合が最も低かったのは歯学部の44.4%で、合格者の5割以上が浪人生という結果になりました。歯学部は2022年度(51.1%)を除いて過去10年間をみても現役生の割合は5割を切っています。【図表④】参照
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