東北大学

2.第1段階選抜と実質倍率

【図表⑤】第1段階選抜の実施状況
(前期日程の実施分)

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【図表⑥】志願倍率と実質倍率(23年度前期日程)
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 前期・後期ともに、全ての募集区分で第1段階選抜が予告されています。2023年度は例年実施している医学部医学科に加えて医学部保健学科(検査)でも実施されましたが、2023年度の第1段階選抜の不合格者数は合計で僅か11人でした。ただし、不合格者数が多い年には志願者数の2割前後となることがあります。2次重視の配点比率とはいえ第1段階選抜で不合格とならないように、共通テスト対策を疎かにしない姿勢が求められます。【図表】参照
 2023年度の前期日程全体の実質倍率は2.2倍で、他の旧帝大と同様に少数精鋭の入試と言えますが、例年のように志願倍率と実質倍率間の「倍率差」も目立っています。顕著な例は経済学部(理系)で、2022年度は志願倍率が4.6倍に対して実質倍率は2.4倍となっており、2次試験当日の欠席率は50%を超えていました。2023年度は志願倍率が3.2倍に対して実質倍率は2.1倍、当日の欠席率は16%で2022年度に比べるとその差は大きくありませんでしたが、他の学部(学科)と比較すると、2023年度も志願倍率と実質倍率の差が目立つ傾向です。また、医学部医学科や薬学部などでも、志願倍率と実質倍率に開きが見られました。
 この要因として、各学部(理学部の数学系を除く)のAO入試Ⅲ期の合否が前期日程の試験前(2023年度は2月13日)に判明することが挙げられます。一般選抜との併願者がAO入試Ⅲ期で合格した場合には前期の2次試験(2月25日から)を欠席するため、志願倍率と実質倍率の差に影響しています。【図表】参照

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