大学受験に向けた計画の立て方について

2020年6月

大学受験に向けた計画の立て方について

大学受験を成功させられるかどうかは、大学合格までの計画をどれだけ綿密に立て、それを実行できるかにかかっているといっても過言ではありません。
この記事では大学受験に向けた受験勉強プランの立て方を紹介します。


志望校と実力の確認

受験勉強の計画を立てる前提として、自分と志望する大学との距離を把握しておく必要があります。
ここでいう距離とは、志望する大学が求める学力と自分の学力との差のことです。
これがわからないことには、合格までにどれくらいの勉強量が必要なのかがまったくわからないので、勉強プランを立てることもできません。

自分と志望校とのギャップを知るには、代々木ゼミナールが実施している模試を受けるのが最も確実な方法といえます。
模試を受験すれば、自分の実力だけでなく、同じ大学を目指している受験生のなかで自分がどれくらいの位置にいるかも同時にわかるので、志望する大学との距離を把握するのに適しています。


1年間の計画の立て方

1年間の計画の立て方

自分と志望する大学との距離を把握した後は、志望校の合格をゴールとした年間計画を立てます。
年間計画を立てる時は、まずどうしても外すことができないイベントから埋めていくと良いでしょう。

部活の引退時期や夏休みをはじめとする学校関連のイベントにはじまり、大学入学共通テストや志望校の二次試験の日程など大学受験に直接関係するものまで、勉強プランに影響を与えそうなイベントを洗い出します。
これを行っておくことで、まとまった勉強時間を確保できる時期が見えてきたり、そのイベントまでにやっておかなくてはいけないことが分かってきたりします。

これらを踏まえた上で勉強プランを立てていくのですが、年間の勉強プランは「この時期までに基礎を固めよう」とか「この辺りでどんどん大学の過去問に挑戦しよう」などある程度大まかで構いません。
自分が受験勉強を進めていく上で指針になるようなプランを立てましょう。


月間の計画の立て方

月間の計画の立て方

大学受験のための勉強プランを立てる際には、月間計画を立てることも重要です。
年間計画がある程度大まかなものであったのに対し、月間計画は年間計画を道しるべとしてより具体性を持ったものでなければなりません。

たとえば、年間計画で「夏休みが終わるまでにすべての参考書を1周する」という目標を立てていた場合には、そのために必要な要素を割り出し「5月は参考書の3章と4章を終わらせる」など、その目標達成に必要な勉強を月ごとに割り振っていきます。

月間計画を決める上で注意したいのが、しっかりと立てたプランを振り返る時間を作り、必要であればプランを修正していくことです。
いくら綿密にプランを立てていたとしても、難しい問題に直面したり、体調を崩したりすることで、プランが崩れてしまうことがあります。

年間計画を着実に実行し志望校合格を掴み取るには、これらのイレギュラーに柔軟に対応していくことが重要なのです。


1日の計画の立て方

実際に大学受験の勉強を進めていく際には、1日単位の勉強プランを立てることも求められます。
1日単位の勉強プランを決める時には、まず自分がどれくらいの時間を勉強に費やせるのかを把握しておくことが大切です。
把握できていない状態でやみくもに受験勉強を始めてしまうとプラン通りの量をこなすことができず、勉強がうまくいかなくなる可能性が高くなるためです。

次に重要なポイントとして、勉強時間ではなく勉強量や内容を基準にプランを決めることです。
なぜなら、受験勉強で時間を基準に考えてしまうとだらだらと机に向かってしまうこともあり、中身のない勉強になってしまう可能性があるからです。

これを防ぐためには、「参考書のここからここまでを勉強する」とか「英語の長文読解を3問解く」など、具体的な勉強量や内容を基準に勉強プランを立てるのが望ましいのです。


おわりに

大学受験に向けた勉強を計画的に進めていくことは、志望校合格に必要不可欠です。
そのためには、無理なく進められる自分だけの勉強プランが必要になります。

プランさえしっかりしていれば、あとは目標に向かって頑張るだけです。
大学受験直前になって後悔しないためにも、早めに勉強プランを立てるようにしましょう。

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