Juken Support Column
受験生になる準備~大学受験に向けた年間スケジュールを確認しよう
2023年1月(更新)/2021年1月初稿
受験学年への準備をしよう!
『1年の計は元旦にあり』ということわざに倣って、1年を有意義に過ごすために年間のスケジュールを確認しておきましょう。
ここでは、現高2生向けのスケジュールを紹介しますが、現高1生・現中3生の皆さんも先を見据えて参考にしてください。
さて、大学受験を見据えて、どのようなスケジュールで高校生活を送っていけばよいのか順を追って確認します。
0学期(1月~3月)~受験生への準備期間~
1月から3月を、受験生になる前の準備期間として「0学期」と定義しましょう。
現学年での苦手分野などを復習しておくのも良いですし、志望校についてじっくり調べ、検討するのもおすすめです。
受験生になって行われる進路希望調査で、志望校や志望学部をなんとなくの気持ちで選ぶのと、大学に入学した後に何を学び、どう成長したいのかをしっかり見据えた上で選ぶのとでは、受験勉強に対するモチベーションも大きく変わってきます。
1学期(4月~6月)~大学受験に向けた基礎を固めよう!~
新学期から夏までは基礎固めを行いましょう。
土台となる部分がないと、その上に学力を積み上げていくのは困難です。
志望校の過去問などを解いてみると、応用問題や発展問題へ取り組まなければいけないと焦る気持ちになるかもしれませんが、特に苦手な科目は基礎の部分を疎かにしてはいけません。
大学受験においては、難問を解く力があるかどうかも大切ですが、まずは基礎問題でしっかりと得点することが重要です。
教科書の例題や基礎問題をしっかり理解し、確実に解答できるようにしましょう。
英語の単語・熟語や古典の文法・単語などの暗記は、早めに勉強を始めるのがおすすめです。
暗記分野は短期間での定着は難しいため、長期的に繰り返し覚えて、記憶を強固なものにしましょう。
夏休み(8月)~勉強のペースを確立しよう!~
夏休みは、大学受験に向けての基礎を確認するラストチャンスです。
1学期の総まとめのつもりで、基礎固めや復習を行い、苦手分野克服を目指して学習しましょう。
また、得意な科目は、過去問を解いたり、発展問題に取り組んだりして、ライバルに差をつけられるようにしましょう。
秋以降は模試も増えて、どんどん発展問題に取り組んでいくことになります。
夏の間に苦手分野を克服できるかどうかで、今後の勉強の進め方が大きく変わるといっても過言ではありません。
学校が休みの間に生活リズムや学習の習慣が崩れてしまわないように、しっかりと学習計画を立て、夏期講習を受講するのもおすすめです。
2学期(9月~11月)~インプットからアウトプットへ~
ここまでで、しっかりインプットができたら、次はアウトプットです。
これまでに身につけてきた知識を、どれだけ使いこなすことができるかを試す時がやってきました。
入試本番を意識して積極的に模試を受験しましょう。
学校で行われる定期テストなどでも学力の確認はできますが、模試では、試験時間や出題傾向など、より入試本番に近い状態で実力を試すことができます。
模試の受験日程やスケジュールを自身で管理し、模試ごとの目標設定なども行いましょう。
この時期には志望校も定まってきているはずですので、過去問にも目を通しておきましょう。
出題傾向やレベルを確認することで、より実践的な勉強ができます。
志望校合格に向けた受験勉強のモチベーションアップにもつながります。
受験直前期(12月~1月)~志望校合格へ最終チェック~
冬休みから3学期は受験直前期です。
体調に気をつけて、受験本番に向けて最後の総仕上げを行いましょう。
受験本番までのカウントダウンが始まり、一分一秒が惜しい時期だからこそ、優先順位をつけて無駄のない学習計画を立てることが大切です。
効率的に学習するために、冬期講習を活用するのもおすすめです。
冬期講習では、受験生がミスしやすい問題や各大学予想問題などのポイントをおさえた勉強をすることができます。
受験本番までの残りの時間を有効活用して、最大限に学力をアップさせましょう。
大学受験は先手必勝!
大学受験に向けての1年間の流れについてイメージができたでしょうか。
現高2生の皆さんは、受験生になる前に、志望校や志望校合格のために必要な勉強を振り返って、目標を立ててみましょう!
現高1生・現中3生の皆さんはいずれおとずれる受験勉強に向けて、このコラムに書かれていることを先取りしておくと良いでしょう!
受験本番が近づくともう少し時間があったらと思うことも多くあると思います。
ひと足はやく受験勉強を始めて、ライバルに差をつけましょう。
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