代々木ゼミナール大阪南校受験サポートコラム

中学校と高校のちがいとは?大学受験を見据えた高校生活の送り方!

中学校と高校のちがいとは?大学受験を見据えた高校生活の送り方!

2024/07(更新)

2022/02(初稿)

高校生活に向けて準備をしよう!

中学3年生の皆さんは、高校入試に向けて一生懸命頑張っているところだと思います。

高校生になったら

  • 「どんな部活に入ろうかな」
  • 「どんな学校行事があるのだろう」
  • 「高校の授業ってどんな授業だろう」

など、新しい生活を楽しみにしていることでしょう。

今回はこの春から高校生になる、現在中学3年生の皆さんに少し先取りして、高校生活や大学受験について知ってもらえたらと思います。

高校と中学校の違い

高校と中学校の違い

通学手段の変化とスキマ時間

中学校は自宅の最寄りの学校に通っていたけれど、高校からは遠方の学校に通うという人も多いと思います。
それに伴い、通学手段として電車やバスを利用するようになり、通学にかかる時間も長くなるという人もいるでしょう。

電車やバスを利用した通学では、待ち時間や乗車時間などの『スキマ時間』が生まれやすくなります。
この時間を有効利用できるかどうかが、これからの高校生活を充実させるポイントといえるでしょう。

一日あたりのスキマ時間は僅かなものでも、高校生活3年分となれば、その合計時間は膨大なものになります。

もし高校入学時から、スキマ時間に学習する習慣を身につけることができたら……大学受験時には、ライバルたちに大きな差をつけられるかもしれませんよ!

部活と学校行事

中学校では必ず部活に参加するようにと指導される学校がほとんどですが、高校では入部が必須ではない学校も多くなります。

部活の不参加を選んだ人は、空いた時間を自由に使って、学習や息抜きの時間に充てることができますが、高校でも引き続き部活に打ち込みたい!と思っている人は、前項に書いた通学時間に加えて、部活の時間を確保する必要があるでしょう。

また、文化祭や体育祭などの学校行事の規模は大きくなり、中学生の時よりも、生徒が主体になって活動することを求められます。
やりがいや充実感もあり、高校生活の中でも大きなイベントとなるため、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。

しかし部活と同様に、学校行事の準備や練習時間は、自分で管理しなければなりません。
このように、高校生になると中学生の時よりも、時間の使い方を自分で選択しやすくなりますが、その分スケジュールを自分で管理・調整することが必要となります。

学習に関しても人任せにせず、自分が主体となって進めていかなければなりません。
学年が上がり大学受験が近づけば、部活・学校行事と予備校や塾での受験勉強との両立を考えることも必要となります。

いざという時になって慌てることがないように、学習に必要な時間を毎日きちんと確保して、コツコツ努力することが重要といえるでしょう。
予備校に入学するのはいつ頃がよいかについては、こちらの記事で解説しています。ぜひご参考に!

科目数と学習量

中学校と高校の最も大きな違いは、必要な学習量でしょう。
中学校の時よりも高校では学ぶ内容が増えるため、予習・復習にかかる時間や、提出しなければならない課題の量も多くなるのです。

さらに、高校では中学校の時に比べて授業の進度も早くなります。
授業についていくためには、毎日欠かさず予習・復習を行うことが必須といえるでしょう。

また、2022年度から高校の学習指導要領が大幅に改定されます。
これに伴い、2025年1月の大学入学共通テストを皮切りに、大学入試においても新しい課程の教科・科目が出題されることになります。

新課程で学ばれる皆さんは、日々の学習に加えて、受験勉強の取り組み方や習慣、入試に対する情報収集能力を身につけることが重要といえるでしょう。

定期テスト

中学校の定期テストでは、英・数・国・理・社の主要5教科と、学校によってはこれらに加えて、音楽や保健などのテストを受けたという人が多いと思います。
高校では、例えば『数学』が【数学I】と【数学A】に分かれるなど、科目数が増えるため、テストの数もさらに増えることになります。

中学校の時に比べて、期間も長丁場になり難度も上がるため、中学生の時と同じ勉強法のままでは成績が下がってしまった……という声が多く聞かれます。
そうならないように、高校の定期テスト対策は余裕をもって準備をすすめ、コツコツ取り組むことをおすすめします。

補習・補講・模試

高校では土日に模試があったり、長期休暇中にも補習や補講があったりと、休みの日でも登校しなければならない日があります。

学年が上がれば、大学受験本番を意識した重要な模試が目白押しになり、学習量はさらに膨大になります。
予習・復習を欠かさず行い、課題を提出し、模試も受験する…と聞けば、とてもハードなスケジュールのように感じるかもしれません。

しかし、高校入学時から毎日の学習習慣を身につけておけば、自然と生活リズムに組み込まれていくものです。
大学受験直前になってから、慌てて受験モードに切り替えるのではなく、高校入学時から『勉強が生活の一部』になるよう意識して過ごすことをおすすめします!

充実した高校生活を!

充実した高校生活を!

高校入学前の皆さんにとって『大学受験については、まだ先の話……』と思っている人が多いかもしれません。

しかし今回お伝えしたように、中学校生活と高校生活には多くの違いがあり、高校生になれば様々な場面において、自分が主体となって物事を考え、実行することが求められます。

大学受験に挑む三年後を笑顔で迎えるためには、どんな高校生活を送るべきか、今のうちにじっくり考えてみることをおすすめします!
自分で考え、悩み、努力した分だけ成長に繋がり、きっと未来の自分の助けになるはずですよ。

皆さんにとって高校生活が実りあるものになるよう、お祈りしています!

関連記事