合格はゴールではなくスタート。入学後に燃え尽きないために
あなたに「入りたい大学」はありますか？
では、自分がそこに入学したい理由を、誰かに説明できますか？
そもそも、あなたはなぜ、「高校卒業後は大学に進学しよう」と考えているのでしょうか。
志望校への合格はゴールではなく通過点。
数年後に、自立した大人として社会に踏み出すためのスタート地点です。
その先の人生をどう生きたいか、それを実現する手段のひとつとして、大学進学という選択肢があります。
受験が差し迫ってくるにつれて、志望校に合格すること自体がゴールになってしまい、入学する頃にはすっかり燃え尽きてしまっている人もいます。
受験まで時間的な余裕のあるうちに、「何のために」その大学のその学部に入りたいのか、本質的な目的を明確にすることが大切です。
自己分析によって、大学選びの基準もクリアに
本質的な目的を明確にするには、まず、あなたの「価値観」を明確にしましょう。
価値観とは「自分自身が大切にしていること」であり、何かを判断する際の基準になるもの。
例えば、買い物のとき、あなたは何を基準に商品を選びますか？
値段や品質、見た目や量、使いやすさ……その判断には、あなたの価値観が大きく関わっています。
自分の行動や思考のパターンを冷静に分析し、「これは譲れない」という価値観を見出してください。
そうすれば、自然と受験の目的や大学選びの基準がクリアになり、モチベーション維持にもつながります。
自己分析によって自分のアピールポイントも見えてくるので、面接対策としても有効です。
自分の意志で人生を歩んでいこう
人は変化する生き物。
多くの出会いや経験によって、あなたの価値観も変化していくでしょう。
高校生のうちに「自分の心を冷静に見つめ、今の価値観を明確にする」訓練をしておけば、就職活動の際や、その先の人生の重要な場面でも役に立つはず。
「何となく流されて」ではなく、自分の意志で人生を歩むために、今、このタイミングで、じっくり自分に向き合ってみてください。
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