合格への最短ルート!受験生の年間スケジュール(9月~3月)

後半期の過ごし方を紹介します。夏までに身に付けた基礎知識を応用した発展段階に入りますが、成績の伸びを実感しにくい時期でもあります。落ち込むこともあるかもしれませんが、やめずに取り組み続けることが重要です。 この時期になると、取り組まなくてはならないことが増えるため、全てを100%やりきることは困難です。優先順位を決めて学習を進めましょう。 合格はもうすぐそこです!

目次

2学期(9月〜11月)

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大学入学共通テストの出願

例年9月1日から受験案内が配布され、9月下旬から10月上旬が出願期間となります。高校生の方は学校から一括出願しますので、高校の指示に従って手続きを行いましょう。

国公立大学を受験する方は受験必須の試験で、受験後は自己採点結果をもとに出願先を決定します。私立大学が第一志望の方も、共通テストを利用した入試の受験を検討している方は出願しましょう。共通テスト本番は次の年の1月です。


演習問題で覚えた知識を使える知識に!

この時期は、徐々に問題演習に移行する時期となります。知識を蓄えただけでは入試で合格点を取ることはできません。問題演習を通して、蓄えた知識をどのように活用するのかを身に付けていきましょう!


志望校の過去問に着手

志望校の過去問を参照して、傾向やレベルを確認しましょう。ある程度基礎が固まった科目から取り組み始め、遅くとも11月頃には全科目の過去問に目を通しましょう。記述問題の対策が必要な場合は、積極的に先生に添削をしてもらってください。


模試で実力チェック

模試が多く実施される時期でもありますので、積極的に受験し、受験後はしっかり復習に取り組みましょう。合格判定よりも、間違えてしまった部分、よく理解できなかった部分を把握することが大切です。


受験校の最終決定

自分の学力も踏まえて受験する大学を最終決定します。特に11月~12月ごろには、志望校の他に確実に合格できる「安全校」も決め、受験校に組み入れていきます。

私立大学は様々な入試形式・入試日を設けていますので、それらを比較して、志望校合格のために自身に有利な状況となるよう受験校を決定していきましょう。

同時に入試日、合格発表日、入学手続き締切日などを組み込んだスケジュールを作成し、入試日が連続しないようにする、入学手続き締切日を確認し進学しない大学への支払いを極力減らすなど、体力的、精神的、金銭的に無理のない受験スケジュールとなっているか確認します。


冬期(12月〜2月)

出願の準備

12月になったら、各志望校の入試要項を熟読し、出願に必要なもの(調査書、写真など)を用意することになります。近年はWeb出願を採用している大学も増えていますが、郵送が必要な場合がほとんどです。申込の締め切りや手順などを確認し、早めの準備を心がけましょう。

受験料のみならず宿泊費(遠方の受験会場の場合)などの費用が必要になります。保護者の方とよく相談しておきましょう。


入試スタート

<1月>
大学入学共通テストが実施されます。また、多くの私立大学の出願受付が開始します。


<2月>
多くの私立大学の入試がスタートし、国公立大学2次試験(前期)は2月下旬に行われます。この時期は入試を立て続けに受験することになり、体力と精神力を消耗します。体調管理をしっかりしておくことが重要です。


<3月>
入試も終盤戦。国公立大学2次試験(前期)の合格発表があり、その後中期(一部公立大)、後期(実施しない大学もあり)と続きます。

すべての大学ではありませんが、私立大学でも3月(後期)入試の日程を設けているところがあります。

そして、無事大学に合格したら、入学手続きを行い、入学金と学費を納入します。

受験は辛いだけではない。自分の未来にワクワクしよう!


高3生になる前に、
①現学年までに学んだことを理解しておくこと、②志望校をある程度決定しておくこと
の2点を意識しておけば、受験生になったとき慌てずに済みます。

受験勉強に対して不安も多いと思いますが、辛いものだと決めつけずに楽しんでみましょう。わからないことがわかるようになった感動や、勉強の楽しさ、未来の自分に近づいていくワクワク、仲間と過ごした日々、そのすべてが皆さんの糧となります。

新学年、張り切っていきましょう!

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