Juken Support Column
『英語』の弱点克服術～英作文・長文読解編～
2022年10月
配点が大きい単元で、しっかり得点しよう！
大学受験の『英語』において、配点が大きい単元と言えば、『英作文』と『長文読解』が挙げられます。 これらの単元で大幅に減点されてしまうと、ライバルに後れを取ってしまうため、『英作文』と『長文読解』を苦手としている受験生は、早急に対策を考える必要があるでしょう。
そこで今回は、受験生の皆さんが『英作文』と『長文読解』を得点源にできるように、苦手を克服するポイントと勉強法をお伝えします。
英語のここが苦手 ― 英作文編 ―
自分の考えを文章にまとめるのが苦手だったり、英単語や英文法の知識はあるにも関わらず、いざ英作文を書くとなると手が止まってしまったりする受験生も多いのではないでしょうか。
ここでは、英作文の苦手を克服するポイントをお伝えします。
大学入試の英作文は、大きく分けると「和文英訳」と「自由英作文」に分かれます。
― 和文英訳 ―
和文英訳では、基本的な文法や構文の習得に加えて、英訳する和文を別の表現やより易しい日本語で言い換える「和文和訳」も苦手を克服するのに役立ちます。
たとえば、「英語を学ぶ重要性」は “ the importance of learning English ” と書くことができます。
これを「和文和訳」すると、「英語を学ぶことがいかに大切か」と表すことができるので、“ how important it is to learn English
” と書くこともできます。
このように「和文和訳」をすることで突破口が見つかることもあるので、試してみることをおすすめします。
― 自由英作文 ―
「自由英作文」についても、勉強法は基本的には「和文英訳」と同じですが、文節や段落を意識するなどパラグラフ構成に注意したり、内容をよりよいものにブラッシュアップしたりするなどの必要があります。
特に、自由英作文では主観的な文章になりがちですので、学校や予備校の先生から日常的に添削を受けて、アドバイスをもらうことがおすすめです。
志望校の英作文問題の出題傾向や頻出テーマを知るためには、過去問を解いてみるのも良いでしょう。
地道な努力の積み重ねで、苦手を克服しましょう！
英語のここが苦手 ― 長文読解編 ―
長文読解は、大学入試において配点が大きい問題です。
ライバルに差をつけるためにも、長文読解でしっかり得点したいところですが、長文をどのように読み解けばいいのか分からない…という悩みを抱えている受験生も多いのではないでしょうか。
長文読解問題を解く上では、“筆者”と“問題作成者”の意図を理解することが重要です。
「筆者の意図」とは、「文章を通じて読者に伝えたい筆者の主張」です。
文章には、筆者が考えたテーマがあり、そのテーマがよりよく伝わるように構成・表現上の工夫が凝らされています。
一方、「問題作成者の意図」は、筆者が自分の主張を伝えるために凝らした工夫を解答者が理解しているかを問うことです。
では、筆者が凝らす工夫にはどんなものがあるのでしょうか？
大事な２つを取り上げましょう。
ポイント（１）筆者の工夫「言い換え」
１つ目は「言い換え」です。
主張したい事は何度も繰り返し言って強調したいものです。
しかし同じ表現を使うと幼稚に見えるので指示語や別の表現を使うのです。
言い換えて何度も表現されている内容が、筆者の伝えたい主張です。
ポイント（２）筆者の工夫「標識」
２つ目は「標識」です。
「標識」とは、具体例をあげる時に使う“for example”、反対の主張をする時に使う“on the contrary”などの表現のことです。
筆者は「標識」を使って、次の段落や文章が、今までの段落や文章とどんな関係にあるのかを告げるのです。
予告されていた方が文意を誤解されにくいですよね。
こういった「標識」を意識して、長文を読んでみましょう。
長文は一文一文で構成されています。 一文を正確に読むためには、文法と語彙の学習にも取り組みましょう。
英文法や英単語といった基礎力を固めることが、長文読解での得点力アップにつながります。
コツコツと基礎を固めて、長文読解の弱点克服をしましょう！
弱点を克服して、英語の得点力アップ！
今回は大学受験の『英語』において配点が大きい単元である、『英作文』と『長文読解』の弱点克服術をお伝えしました。
大学入試の英語でしっかり得点するためには、『英作文』と『長文読解』の他にも、英語学習の基礎となる『英単語』や『英文法』、『リスニング』の苦手も解消する必要があります。
これらの単元を苦手としている受験生は、「『英語』の弱点克服術～英単語・英文法・リスニング編～」をチェックしてみてください。
この機会に英語の弱点を克服して、志望校合格にむけて弾みをつけましょう！
TweetPagination
© YOYOGI SEMINAR OSAKA. All rights reserved.
