受験生の皆さん共通テストまで残りわずかですね。 勉強が思うように進まず辛い日々を過ごしている方もいらっしゃるかもしれませんが、まだ時間はあります。最後まで諦めず、自分にできることに前向きに取り組んでください。 後悔なく受験本番を迎えるために、学習面における入試の直前期の過ごし方をご紹介します。
効率よく伸ばせる部分を優先する
まずは、大学の配点と自分の現状、合格者平均点とのギャップを把握し、どの部分が足りていないか、なぜ足りていないかを分析しましょう。
特に重要なのは「なぜ」です。科目や分野によって異なるでしょうが、理由が明らかになれば対策法や優先順位は決まります。効率よく伸ばせる部分を優先して取り組みましょう。
例えば、これまで努力して勉強してきたのに伸び悩んでいる分野は、短期間で劇的に伸びるとは考えにくいので、合格者最低点を目標に、優先順位を下げましょう。
加点方式でカウント
よく言われることですが、入試では満点をとる必要はありません。その際、「どこで点数を失うか」ではなく、「どこで点数を稼げるか」に着目し、細かく点数アップを狙いましょう。
周りの受験生も解けるであろう、基礎的・標準的な問題は確実に得点することをめざし、ケアレスミスに注意しましょう。
加点方式で取り組むほうが、失点方式で考えるよりもポジティブになれるので、精神的安定にもつながります。ネガティブに傾きそうな気持ちをいかにポジティブに持っていくかもこの時期の受験生には重要です。
過去問を実際の試験時間の8割で解く練習をする
試験本番は、緊張や慎重さから解答スピードが遅くなることも多いです。特にマーク形式の問題についてはマークシートを使用した過去問演習は難しいため、練習の段階ではマークするにも時間がかかることを忘れがちです。
過去問などの演習時には、「本番の試験時間×0.8」の時間内に全問題を解き終わるように練習しておくのが良いです。
試験本番で見直しの時間をしっかりと確保するためにも有効です。
本番までにできることを精一杯
入試直前期の過ごし方を生活面と学習面に分けてご紹介しました。これまでの勉強スタイルを踏襲しながら、参考になりそうなことがあればぜひ実行してみてください。
残り時間は短いですが、今をどう過ごすかで未来は変わります。これまでの人生で一番勉強した冬になったと自信を持って言えるように勉強と向き合ってください。