「成績が思うように伸びない」「勉強の成果が実感できない」といったように、いわゆる「スランプ」に陥っていると感じている人はいませんか? 今回は、「スランプ」を克服する方法を紹介していきます。悩んでいる人は、手探りでもいいのでいろいろと試してみましょう。そのなかに解決のヒントがきっとあるはずです。
何がスランプなのか見極める
一口に「スランプ」と言っても、何がうまくいかないのかによってその克服法が変わります。
それは「成績が伸びない」「勉強が手につかない」「勉強に集中できない」の3つ!
まずは自分がどれにあてはまるのかをしっかりと見極めてください。今回は「成績が伸びない時」の克服法についてお伝えします。
急がば回れ。スランプの時こそ初心に返って
授業や模試の復習もして、自分ではしっかりと勉強しているつもりでも思ったように成績が伸びない…。
そんな時に最も効果的な方法は、勉強は継続しながらも、学習の質(勉強の方法)や量に変化を加えることです。そのためには基礎演習やこれまで受けた授業・模試の復習を重点的に行う勉強に切り替えるのがおススメです。
受験が近づくにつれて、解いていく問題の難易度もどんどん上がってきていると思います。また、解説を見ても理解できない問題が増えてくると、勉強が嫌になってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、応用問題に手を付けたり新しいことをするのはいったん止めて、過去に取り組んだ基本的・標準的な問題集を解き直してみてください。そうすると一度解いたことのある問題なので、スイスイできるはずです。
あるいは、1週間ほど今までの復習だけをしてみてください。一度学習している範囲なのでスムーズに頭に入ってくるはずです。「ちゃんと解ける!今まで頑張ってきたことは無駄ではなかった!」と、感じることで自然とプレッシャーが薄れ、自信も回復してくることでしょう。
新しいことばかり見て焦りを募らせるのではなく、時には少し後戻りしてみる勇気も必要です。基礎演習や復習も立派な受験勉強です。後ろに戻ることは恥ずかしいことではありません。むしろ前よりもずっと基礎力がついて、今後の受験勉強の支えとなるかもしれません。
「最後に勝つために、戦略的に後ろに戻る。」この考えできっとスランプを脱出できるはずです。
リフレッシュしてやる気チャージ
「気分転換をすること」も有効です。ここまで精一杯頑張ってきた人は、いわば「ゴムが伸び切った」状態になっていますので、少しペースを落としてゴムの弾力を取り戻す必要があります。
勉強する手をいったん止めて、買い物を楽しんだり友達と遊んだりすることによって、日頃の受験勉強で溜まったストレスを発散させましょう。
思ったように成績が伸びない状態が続くと気持ちも落ち込んでいるはずですので、こうして気分をリフレッシュさせて、新たな気持ちで勉強に臨むのもいいかもしれません。
ただし!勉強をしない時間を作って気分転換をすることは、ともすれば自分の現状から目をそらすことに繋がってしまいますので、この手段はあくまでも最終手段と考えましょう。あくまで「適度な」リフレッシュが大切です。
停滞期を乗り越えたのちにさらなる高みが見える!
「成績が伸びない」という状態は、ほとんどの人が経験するものであり、勉強の成果が結果としてあらわれ始めるには時間がかかります。
努力の結果が見えづらい時にも諦めずに勉強を続けることができるかが大切です。今までやってきたことがゼロになることはありませんから、今のペースを崩すことなく学習を続けましょう!