熊本大学

内容分析
(後) 工・建築
一辺の長さが50㎝の立方体を組み合わせて、児童公園の出入口に設置するゲート(門)をデザインする。問1 人の目の高さ(地面から160㎝程度)から見えるゲートの全体が分かる姿をスケッチで描く。 問2 デザインしたゲートにふさわしいタイトルをつけ、デザインの意図を説明する。(400字以内)
斜面に底面が正方形の直方体を置くと仮定した図を見て、この物体が斜面に沿って滑りだすときと、転倒するときの条件をそれぞれ図中の記号を用いて式で表す。
(後) 文・コミュニケーション情報
問題1 ロンブ・カトー『わたしの外国語学習法』を読んで、問1 筆者が「幼児が学習者として自由である」と述べる2つの理由を答える。 問2 筆者は、外国語学習において既に知っている別の言語のルールを利用することでかえって言語の習得が困難になることもあると述べている。これについて、自分の知る語彙や文法に関する具体例を挙げて説明する。(600字以内)
問題2 問1~問2 英語の問題に答える。
(後) 文・総合人間
問題1 神里達博『文明探偵の冒険』を読んで、問1 近代化によって生まれた「リスク社会」において、その一側面である「リスクの個人化」とはどういうことか説明する。(200字以内) 問2 個人や社会は「リスクの個人化」に対してどのように対処することが可能か述べる。(600字以内)
問題2 英文を読んで、問1 本文で述べられているグローバル化と文化の関係について説明する。(400字以内) 問2 グローバル化と文化の関係について、本文を踏まえて自分の考えを述べる。(400字以内)
(後) 文・文
問題1 千葉雅也『勉強の哲学』を読んで、問1 「言語の他者性は、環境による洗脳と、環境からの脱洗脳の、両方の原理になっている」という筆者の主張について説明する。(200字以内) 問2 「この勉強論では、環境による縛りから逃れたいわけですが、しかし、完全な自由はないのだから、縛られながら逃れるようなことを考えなければならない」とあるが、これについて筆者の求める勉強のあり方を定義し、それに対する自分の考えを述べる。(400字以内)
問題2 英文を読んで、問1 要旨をまとめる。(200字以内) 問2 英文では日本の中等教育における英語力の現状をいくつか紹介しているが、そのうち最も関心を持った現状を指摘し、それをどのように解決すべきか述べる。(400字以内)
(後) 文・歴史
A(日本史)・B(世界史)のどちらか一つを選ぶ。 A(日本史) 問題1 小熊英二『<民生>と<愛国>―戦後日本のナショナリズムと公共性―』を読んで、問1 1951年のサンフランシスコ講和条約と日米安保条約ののち1970年代までのあいだで、日本はどのように国際社会に復帰し、近隣諸国との新たな関係を築いていったか説明する。(200字以内) 問2 筆者は本文で、1990年前後に「第二の戦後」が終わったと述べているが、この頃に、政治・社会・経済・国際情勢はどのように推移したのかを説明する。(400字以内)
B(世界史) 問題1 竹内実編訳『毛沢東初期詞文集―中国はどこへ行くのか―』を読んで、問1 本文にある「学生の騒動」とは、いかなる「騒動」を指すか、その「騒動」の原因、およびその影響を含めて説明する。(200字以内) 問2 本文で話題とされている陳独秀は、どのような思想活動・政治活動を行った人物か、本文内容を参考にしつつ説明する。(400字以内)
問題2 指定の語句を全て用いて、第一共和政の成立に至るまでの、18世紀後半のフランスにおける政治形態の変遷の経緯と、その歴史的背景について説明する。(600字以内)
問題2 指定の語句を全て用いて、弥生時代から平安時代までの日本と中国との交流関係について説明する。(600字以内)
(後) 法
小論文(その1) ハイジ・ツーレック「ドイツのソーシャルメディア規制―ヘイトスピーチVS.言論の自由」を読んで、仮に日本でも国家がソーシャルメディア上の発言を規制するならばどのような意義と危険性があるか、自分の考えを論じる(1200字以内)
小論文(その2) 橘木俊詔『新しい幸福論』を読んで、筆者が唱える「地域間格差の是正」に対する自分の評価を述べつつ、自分が考える「地域間格差の是正」に資する具体的な施策について、それを挙げた理由を交えて論じる。(1200字以内)
(前) 文
朝日新聞の記事を読んで、「私が読書に特別な意味を見出したくなるのはそのためではないか」という筆者の見解を本文に即して説明したうえで、「読書」に対する自分の意見を述べる。(1000字以内)

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