参考書・問題集の活用法②

更新 2020.10.01
2019.08.21

学習法の悩みとしてよく挙がるのが参考書・問題集の使い方についてです。
最適な参考書・問題集の選び方を説明した「参考書・問題集の活用法①」に続き、科目別のポイントをご紹介します。

教科別ポイント【英語】

 

文系・理系の志望を問わず最重要教科となるのが英語です。
授業の予習復習以外の学習に最も時間をかけるべき科目と言えるでしょう。

文法・構文についてはまず標準レベルの問題集を1冊マスターすることを目標にしましょう。
何冊もの問題集に手を出すのではなく、高校で使用したものや現在使用しているもの1冊に繰り返し取り組むことを心掛けてください。

単語集についても高校で使用しているものや現在使用しているものを継続的に使ってください。
基礎・標準レベルの3,000~5,000語の単語集であれば、ひとまずは充分です。
1周目では覚えていなかった単語に必ず印をつけて、2周目以降は覚えていない単語の発見道具として使うことがおすすめです。

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教科別ポイント【数学】

 

頻出問題の演習には100~200題程度の標準的な入試問題集がおすすめです。
知っている解法の数は多ければ多いほど有利ですが、特別な場合にしか使えないテクニックを身につけるより、標準レベルの基本事項を使いこなせることのほうが大事です。
1冊の問題集を何度も解き直し、基本事項を使いこなせてはじめて、難問にも対応できる力をつけることができたと言えます。

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教科別ポイント【国語】

 

現代文について、1学期に問題集で受験対策に取り組むのであれば、記述型の問題集がおすすめです。
時間はかかりますが、自分で考えて解答を作る練習をしましょう。
国語に苦手意識を持っている人には有効な訓練になるはずです。
いろいろな文章への対応力をつけるためには、解説がきちんとされている問題集がおすすめです。

同じく古文・漢文についても、記述中心の問題が多く掲載されている問題集がお勧めです。
本文内容の理解に必要な逐語訳の力を鍛えるために、口語訳がきちんと掲載されている問題集を選びましょう。

古語単語集は、その語の背景や類語、古文常識など古典全般に対する知識も併せて覚えることができるものが便利です。

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教科別ポイント【理科】

 

理科については特に、教科書・テキストの内容を身につけることが問題集を活用する目的となります。
どの科目であっても、段階的に解答力をつけていくために、レベル別の問題集に取り組みましょう。
1冊の中で分かれていても別冊でもかまいません。
特に苦手意識を持っている場合はいきなりハイレベルの問題集に取り組まず、基礎・標準レベルから順序よく解いていきましょう。

教科書で自分の理解が足りない時は、解法の解説が丁寧な参考書や問題集を用いてみてください。
また、資料集・図解集を利用して、現象のイメージを把握することもおすすめです。

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教科別ポイント【地理歴史・公民】

 

日本史・世界史は、授業で板書されたことや口頭で説明されたことをしっかり復習し、教科書を何度も読みこみ、図版などの資料を補強的に使うことで、理解を深め、重要知識の整理用ノートを作るというインプット作業を優先しましょう。
より細かい知識を深めるための参考書を使用することもおすすめです。
その後、インプットの確認として、標準レベルの問題集に取り組みましょう。
通史問題集に加えて、分野・テーマ別問題集を使うのもおすすめです。

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