睡魔に負けない!眠気対策について

2021年6月

睡魔に負けない!眠気対策について

受験生 vs 睡魔

「春眠暁を覚えず」という言葉はありますが、夏がもう目前なのに勉強中に眠くなってしまう…そんな経験はないでしょうか。
受験生の皆さんにとってはかなり厄介ともいえる勉強中の眠気。
今回は睡魔に打ち勝つ方法をご紹介します。


睡眠時間と眠りの質

かつては「四当五落」といって「睡眠時間が4時間の人は合格するが、5時間以上寝ている人は不合格になる」といった言葉が受験生の間に広く伝わっていました。
けれども今では反対に『4時間睡眠では認知能力が低下し、勉強の効率が悪くなる』と言われています。

受験生の平均睡眠時間は6~7時間ほどとされています。
必要な睡眠時間については、個人差もありますが、極端に睡眠時間を削ってしまうのはおすすめできません。

また、寝る前にテレビやスマートフォンを見ることも避けた方が良いでしょう。光の影響で脳が覚醒した状態では、質の良い睡眠がとれません。
“睡眠時間はきちんと確保できているのに眠い”という場合は、眠りの質を良くする必要があります。
そのためには就寝30分~1時間前には、光の刺激を受けないように心がけましょう。

簡単にできる眠気撃退法

簡単にできる眠気撃退法

睡眠時間も、眠りの質もきちんと気遣っているのに、眠くなってしまう…そんな時に使える眠気撃退法をご紹介します。

【深呼吸・空気の入れ替え】

室内の二酸化炭素濃度が高いと眠気につながるといわれています。
人の多い自習室や教室で勉強しているときは、教室の外に出て深呼吸してみましょう。
根を詰めてこもりきりになっている自室も、二酸化炭素濃度が高くなりやすいため、窓やドアを開けたりして、こまめに換気をしましょう。

【眠気覚ましのツボを押す】

イスに座った状態でも簡単に試せる、眠気覚ましに効くツボを押してみましょう。
ツボは、複数の効果を持つものも多いので、眠気覚ましだけでなく、体の不調改善にも役立ちますよ。

★手のツボ『中衛(ちゅうしょう)』は中指の爪の生え際から2~3mm下にあります。
親指と人差し指で挟んでゆっくりと押してみましょう。
眠気解消のほかに頭痛にも良く効くとされています。

★目のツボ『清明(せいめい)』は、鼻の付け根あたりの骨と、目頭の間にあります。
押すというよりは優しく引っ張る、つまむイメージで刺激するのがポイントです。
ツボ押しをしたあと、視界が晴れて明るく感じれば、正しく押せていることになります。
眼精疲労にも効果があるとされているので、眠気と疲れ目を合わせて撃退しましょう!

【耳のマッサージをする】

耳全体へのマッサージによる刺激も、眠気覚ましに効果があります。
親指の腹を使って耳を摘まみ、真下にひっぱったり、左右に広げるようにしたり、少し強めの力でマッサージしましょう。
一回あたり5秒程度、回数は2~3回を目安にするとよいでしょう。

【短時間の仮眠をとる】

どうしても眠気がとれないときは、思い切って仮眠をとってしまうのも良いでしょう。
寝すぎ防止のためには、仮眠に入る前にコーヒーを飲むなど、カフェインを取っておくのがおすすめです。
カフェインを取ってから、だいたい15分~20分程度で効果が出るので、仮眠を切り上げるのにちょうど良いくらいの時間に目覚めやすくなりますよ。

眠気に負けずに頑張ろう!

眠気に負けずに頑張ろう!

今回は、眠気対策についてお伝えしました。 以前のコラムでも『受験勉強と睡眠時間の関係について』ご紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

皆さんが眠気に打ち勝ち、受験勉強に集中できるよう祈っています!

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