模試受験後にライバルと差をつける勉強法

2023年11月(更新)/2021年10月初稿

模試受験後にライバルと差をつける勉強法

受験生にとって重要な模試が多く実施される秋

秋は大学別の模試がたくさんあり、受験生にとってとても忙しい時期です。
学校や予備校の授業でも、基礎をしっかり理解していることを前提とした発展問題に取り組むことが多くなります。授業の予習や復習と、課題をこなすだけで精いっぱいという人もいるかもしれません。
しかし、受験生の皆さんがライバルに差をつけて、志望校合格を手にするためにはもうひと踏ん張りが必要です。

模試を受験するだけでなく、集中して真剣に取り組んだ模試の問題をしっかりと復習することが、志望校へ近づく鍵となります。そこで今回は、模試受験後の勉強法についてお伝えします。


模試受験後の自己採点でライバルに差をつけよう!

模試受験後の自己採点でライバルに差をつけよう!

共通テストや大学別の模試では、朝から晩まで一日がかりのスケジュールになることもあります。貴重な一日を費やすことになる模試の日は、体力面や精神面ともにハードな一日になります。
1日集中して、真剣に問題に取り組んで、疲労感もあるかもしれませんが、ここでもうひと踏ん張りです。模試を受けたその日のうちに、自己採点を行いましょう。

受験した当日は、自信を持って解答できた問題やなんとなく解いた問題などの記憶が鮮明です。自分の課題を見つけやすくするため『模試当日の記憶が鮮明なうちに自己採点を行う』ことをおすすめします。
その日のうちに自己採点ができなかった場合も、できるだけ早めに自己採点をしましょう。

記述式の模試の場合は、自己採点をすることが良い勉強になります。
模範解答と自分の解答を見比べて、自己採点をすることで『どのように記述できていれば得点できるのか』『どこがポイントになるのか』を学ぶことができるので、解答のコツや要点などが身につくはずです。


模試で解けなかった問題こそが伸びしろ!

模試で解けなかった問題こそが伸びしろ!

自己採点が終わったら、『どうして解けなかったか』『なぜ減点になるのか』など点数が取れなかった原因について考えてみましょう。

原因 (1) 計算ミス・マークミスや問題文の読み間違い

本来であれば得点できていた可能性が高い、痛恨のミスといえます。
日頃から計算の練習を行ったり、マークシートを使った演習を行ったりするなど、ミスが起こらないようにしましょう。また、日ごろから問題文に印をつけながら読むなど、読み間違いが起こらないように工夫しましょう。
模試当日は、落ち着いて問題に取り組むことを意識することが大切です。

原因 (2) 未習熟分野や解説を読んでも理解ができなかった

模試を受けた時点で、まだ勉強が十分でなかった分野や解説を読んでも理解できなかった問題は、復習しようにもどこから勉強をして良いのか分からず、時間と労力ばかりがかかってしまいます。
これらの問題は予備校・塾の講師や学校の先生に質問をするなどして、理解を深め、必要な知識を身につけた上で、もう一度解きなおしてみましょう。

原因 (3) 解説を読めば理解できた

解説を読めば理解できた問題は、受験生が得点を伸ばすうえで、一番注目するべき問題です。しっかりと復習をして、次に同じ問題や類題を見た時には、解答できるようにしましょう。時間が足りず解けなかった問題についても、同様に考えると良いでしょう。

解説を読めば理解できるということは、問題を解くための知識はインプットできているということです。それを試験の時間内で正確にアウトプットすることができるようになれば、解答できるようになるはずです。
解説を読んで理解して、もう一度自分で解いてみることで、力を伸ばすことができます。
これらの問題は、アウトプットの練習やその分野に関する理解をもう少し深めることで、解答できるようになる問題ですので、短い時間で得点アップにつなげることができます。

原因 (4) 曖昧な知識で正しく解答できた

正しく解答できた問題も『迷いつつなんとか解答できた問題』や『消去法などで解答できた問題』をそのまま放置することはやめましょう。
曖昧な知識で解いた問題は、今回は解答することができたとしても、次回も正しく解答できるとは限りません。
なんとなく解答した問題は、解答できなかった問題と同様に、原因を見つけて、しっかりと復習を行い、対策を考えておきましょう。

間違ってしまった問題については、1か月後、入試前など何度も解きなおし、復習しましょう。何度も解くうちに、最初に問題を見た時に比べ、かなり力がついていることを実感できるはずですよ。


模試の復習をして志望校合格をつかもう!

模試の復習をして志望校合格をつかもう!

模試を受験しても、その成績に一喜一憂するだけでは、大きく成長することはできません。きちんと復習してこそ、次につながり、志望校合格へ近づくことができるのです。

『模試の活用法とモチベーションの高め方』についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。


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