Juken Support Column
受験勉強の気分転換に…ウォーキングでリフレッシュ！
2022年5月
志望校合格を目指して、大学受験の勉強をはじめたものの…なかなか計画通りに勉強が進まなかったり、周囲と比較して落ち込んだりと、理想と現実のギャップに苦しむこともありますよね。
受験生は机に向かっている時間が長くなるため、どうしても運動不足になりがちです。
運動不足になると肩がこるなど身体面での不調だけでなく、自律神経やホルモンバランスの乱れから、メンタル面での不調をきたすおそれもあります。
志望校合格というゴールテープを切るために、適度にリフレッシュをしましょう！
そこで今回は、受験勉強の気分転換にぴったりな『ウォーキング』についてお伝えします。
ウォーキングのメリットとは…
まず１つ目に、ウォーキングは特別な道具や準備をする必要がないことです。
誰でも気軽に取り組むことができるため、受験生の運動不足解消にピッタリといえるでしょう。
また最近の研究では、ウォーキングを行うことで記憶と深くかかわる海馬を鍛えることができ、思考力や記憶力が高まることが明らかになっています。
思考力や記憶力のアップは、受験生にとって嬉しいメリットといえるでしょう。
机に向かって考えているときは解けなかった問題も、ウォーキングをすることで、良いひらめきが得られるかもしれませんよ。
そしてもう１つのメリットは、心のバランスを整える「セロトニン」の分泌を促すことです。
「セロトニン」の働きについては次項で詳しくみてみましょう。
ウォーキングで『幸せホルモン』を活性化しよう！
セロトニンは別名『幸せホルモン』とも呼ばれており、精神の安定や脳の覚醒、やる気の向上、ストレスに強くなるなどの効果があるとされています。
また、セロトニンは質の高い睡眠とも深い関係があります。
睡眠を促すホルモンであるメラトニンはセロトニンをもとに作られているため、日中にセロトニンがしっかり分泌されることで、深い睡眠をとることができるのです。
ウォーキングでセロトニンを効果的に分泌させるためのポイントをご紹介します。
ウォーキング中はリズムに乗る
まずはじめに、大切にしたいポイントは『リズムに乗る』ことです。
自分の歩調や呼吸をしっかり意識しながら、胸を張って「イチ・ニ・イチ・ニ」とリズム良く歩くことを心がけましょう。
リズムに乗って歩くために、音楽を聴きながらウォーキングするのも良いでしょう。
音楽を聴くことで、ウォーキングへのモチベーションを上げることもできます。
ただし、セロトニンを効果的に分泌させるためには『歩くことに意識を集中する』ことも重要なポイントです。
メロディや歌詞のある曲を聴きながらのウォーキングや、誰かとお喋りをしながらのウォーキングは、歩くことへの意識が疎かになってしまうおそれがあります。
ウォーキング中に聞く音楽は、打楽器などリズム楽器を中心とした、歌詞のないものを選曲しましょう。
ウォーキング用の音楽も数多く配信されていますので、自分の歩くリズムに合った曲を探してみるのも良いですね。
ただし、大音量で音楽を聞いて、周囲の音が全く聞こえないということのないように注意しましょう。
ウォーキングで太陽の光を浴びる
次にお伝えしたいのは『太陽の光を浴びる』ことです。
セロトニンは朝に起床した時から分泌が始まり、目の網膜が光を感じる刺激で活性化されます。
そのため、ウォーキングは朝に日光浴を兼ねて行うのが効果的です。
セロトニンは体内時計のリセットと深くかかわっています。
ウォーキングで脳と体をスッキリ目覚めさせることで、良い一日のスタートを切ることができるでしょう。
受験生の皆さんは受験本番に備えて、朝型の生活リズムを身につけることが大切です。
規則正しい生活習慣とリフレッシュを兼ねて、朝のウォーキングを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
ウォーキングは「15分～30分」が目安
どのくらいの時間ウォーキングを行うかについても注意が必要です。
セロトニンは１５分程度のウォーキングで分泌されるといわれます。
２０分以上歩くと有酸素運動になり、運動不足解消にも効果がありますが、３０分を超えて、疲れたと感じるくらいになると、セロトニンの分泌が抑制されてしまうのです。
ウォーキングを行う時間はその日の体調や目的に合わせて『15～30分』を目安にすると良いでしょう。
自然の多い場所でグリーンエクササイズ
ウォーキングを行う場所は公園や森林、水辺など自然の多い場所がおすすめです。
自然の中で体を動かす『グリーンエクササイズ』は、ストレスを短時間で軽減できるという効果が認められています。
上手にリフレッシュして、志望校合格への道をつき進もう！
今回は、受験勉強を頑張る皆さんがリフレッシュできるウォーキングについてお伝えしました。
雨天時など外出できない時は、室内でできるリラックス方法（※記事参照「大学受験の勉強疲れを解消するリラックス方法について」）をぜひお試しください。
上手にリフレッシュして心身の健康を保つことができれば、受験勉強にも前向きに取り組めるはずです。まっすぐ前を向いて、志望校合格への道をつき進んでいきましょう！ Tweet
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