北海道大学

内容分析
(後) 教育
問題1 青木省三『時代が締め出すこころ―精神科外来から見えること』を読んで、筆者は「均一ではないお互いを信頼し、その違いを尊重するとき、集団の力が最大に発揮される」と指摘し、「良質の不純な集団の中で、人ははじめて育つ」と述べている。筆者の主張に対する自分の見解を述べ、学校が<人が育つ集団>であるための課題について論じる。(1000字以内)
問題2 佐伯胖「『まなびほぐし(アンラーン)』のすすめ」を読んで、「まなびの型」を自己の経験に即して記述し、現代社会における「まなびほぐし」の意義について、自分の考えを述べる。(1000字以内)
(後) 経済
問題1 文章1と文章2を読み、問1 それぞれの筆者が「経済」と「宗教」の関係について、どのような視点から、どのように考えているのかを説明する。(400字以上500字以内) 問2 現在のグローバリゼーションの下における「経済」と「宗教」の関係について自分の考えを述べる。(400字以上500字以内)
問題2 統計資料を踏まえて、問1 日本企業の海外進出について、2000年代における推移と特徴、および、今後の展望を、背景となる国内的・国際的要因を踏まえて説明する。(400字以上500字以内) 問2 日本に対する海外企業の投資活動について、2000年代における推移と特徴、および、受け入れ側としての日本の今後の課題を、背景となる国内的・国際的要因を踏まえて説明する。(400字以上500字以内)
(後) 法
問題1 小林和之「未来は値するか―滅亡へのストラテジー」を読んで、問1 筆者が「人類の滅亡がそれ自体としては恐れる意味も必要もない」と考える理由をまとめる。(200字以内) 問2 人類の「計画的存続」と「計画的滅亡」のどちらがわれわれにとって望ましいか自分の考えを述べる。(600字以内)
問題2 森政稔『<政治的なもの>の遍歴と帰結―新自由主義以後の「政治理論」のために』を読んで、問1 「漠然と共有された「政治」の意味する領域から、本来政治において論じられるべき何ものかが排除されてきた可能性は否定できない」と筆者は述べているが、その意味するところを、「漠然と共有された「政治」」とは何かを明らかにしつつ、また政治という営みの性格を考慮して説明する。(200字以内) 問2 筆者は政治には「開かれてしまっている(閉じられない)」性格があると述べているが、そのような政治の性格に関して筆者が指摘している否定的な面と肯定的な面を説明する。そのうえで、そうした筆者の指摘を前提とすれば、政治の専門家としての政治家にはどのようなあり方が求められることになるかを論じる。(500字以内)

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