模試の活用法②

2020.08.07

「模試の活用法①」では主に、模試を受ける意義や受験当日の心構えについてお話ししました。今回は、答案が手元に戻ってきた後にすべきことを見てみましょう。

答案・成績返却後にすること①

① 不正解だった問題や自信のない問題に再チャレンジしましょう。
解けなかった問題、間違った問題、自信がなかったにもかかわらず正解した問題などをもう一度解き直してみましょう。ここでちゃんと正解できれば、その問題の復習は十分と言ってよいでしょう。とにかくできなかった問題は確実に解けるようにしておくことが大切です。
②「採点講評」で、重要ポイントをチェックしましょう。
「採点講評」には、採点基準や受験生が見落としがちな点、今後の学習指針などがまとめてあります。ここで重要ポイントを再確認しておきましょう。自分の答案で、重要ポイントの何が欠けていたのかをきちんとチェックすることで、答案作成の要領がつかめてきます。その際、復習用の「模試ノート」に欠けていたポイントを書き込んでおきましょう。

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答案・成績返却後にすること②

③復習用の「模試ノート」はあなたの弱点集。時々見直しましょう。
入試では満点を取る必要はありませんが、1点でも失点を少なくする心がけが大切です。ケアレスミスは当然避けなければいけません。何度も同じようなミスをするのなら、そこには弱点が潜んでいると考えるべきです。それをしっかりと把握して「模試ノート」に書き込み、常に弱点克服に努めましょう。あなたの弱点集でもある「模試ノート」を入試会場に持っていけば、試験直前まで苦手項目のチェックをすることができます。
④今後の学習方針について、先生に相談しましょう。
模試を受けて明らかになった弱点をもとに、今後の学習計画をたてましょう。うまく計画が立てられないときは、先生に相談してください。模試の成績表をもとに、これからどのように学習すべきかアドバイスをもらいましょう。

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その他の注意事項 ①

マークシート方式の模試の時は必ず鉛筆を使うようにしましょう。センター試験では例年、H・F・HBの黒鉛筆での解答が指定されていました。また、鉛筆の方がマークしやすいという利点もあります。
試験中は携帯電話・スマートフォンを時計代わりに使用することはできません。必ず時計を準備しましょう。

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その他の注意事項 ②

試験時間内は途中で諦めたり、逆に解答が終わったからと言って気を抜いたりしないことが合格につながります。余った時間にはミスがないか見直して有効活用する習慣をつけましょう。
また、自分の志望大学が模試の会場に指定されている時は、必ずその会場で受験しましょう。大学周辺の環境や、校舎の中を見ることができる貴重な機会です。
最後に、模試は、幅広い分野からまんべんなく出題されます。志望校の問題の類題に相当するものも出題されるはずです。授業の復習と併せて模試の復習をきちんとすることで、万全の状態で入試に臨むことができます。ぜひ実践してください。

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