過去問の活用法

2019.10.15

受験生の皆さん、志望校は決まりましたか?志望する大学に合格するためには、本番を意識した学習をする必要があります。その最たるものは過去問を解くことです。
今回は、そんな過去問研究の意義やその活用法についてお話ししていきます。高1・高2生の皆さんは今すぐに過去問に触れる必要はありませんが、志望校や興味のある大学の過去問に一度目を通してみても良いでしょう。

なぜ過去問を解くのか

過去問を解く目的としては、①出題傾向やレベルを知る、②今の自分との差を知る、③本番のリハーサルをする、という3点が挙げられます。そして、その中でも①が特に重要となってきます。
志望校合格への第一歩は、「敵を知る」ことです。その大学の入試問題はどのような出題形式で、どの分野がよく出て、どの分野があまり出ていないのか。ヤマを張るのは危険ですが、問題の傾向(出題形式、頻出分野・単元、頻出問題等)や配点を調べた上で受験勉強を進めていくことで、学習効率が向上し、合格への確かな足がかりを築くことができます。
すべての教科・科目について、志望大学で出題されたことがない分野を含めて、まんべんなく、そして深く勉強するには、膨大な時間がかかります。過去に出題された問題から傾向を分析し、限られた時間の中で1点でも多く点の取れる可能性のある学習をしていくべきです。
まずは過去問集の最初の方のページに掲載されている傾向と対策を見て、それを意識しながら志望校の過去問を解いていきましょう。

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合格最低点+5%~10%を目標にした過去問演習

入試は、すべての問題に正解しなければならないというわけではありません。誰もが正解するであろう「絶対に間違えてはいけない問題」で確実に点を取れれば、難問を解けなくてもそれほど気にする必要はありません。まずは標準問題が完答できれば、合格最低点は確保できるはずです。
ただ、合格最低点はあくまでも「最低」点であるため、少し余裕を持たせて、各大学が発表している(非公表の大学・学部・学科もあり)合格最低点+5%~10%を目標にした過去問演習を行いましょう。その上で、合格最低点+5%~10%を取るためには、今の自分に何が足りないのか、そしてそれを埋めるためにはどのような勉強が必要かを考え、改めて具体的な学習計画を立ててください。
主要大学の合格最低点について過去のデータを見てみると、国公立大学・私立大学の合格最低点は概ね満点の6割~7割となっていますので、それに+5%~10%の得点を目指しましょう。なお、各大学の2019年度入試の合格最低点は代ゼミホームページ等で確認することができますので、そちらもぜひ参考にしてください。

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科目間のバランス、時間配分

人それぞれ、得意科目・不得意科目があると思います。入試本番では、全教科高得点が取れるに越したことはありませんが、そうでなければ合格できないというわけではありません。不得意科目の点数の低さを、得意科目で高得点を取ることによりカバーし、トータルで合格点に足りていればよいのです(一部大学を除く)。過去問を分析し、その大学の入試科目それぞれの難易度と自分の得意・不得意から、科目間の得点バランスを考えることも、大事な受験戦略の一つと言えます。
これ以外にも、過去問を解く重要な意義として、時間配分をコントロールできるようにすることが挙げられます。特に時間に余裕のないセンター試験では、解答スピードと時間配分の巧拙が鍵となり、これは本番を想定した過去問演習を繰り返すことで身につけることができます。自分が一番実力を発揮できる時間配分と解く順番を見つけ、本番でも実行できるようにしましょう。

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過去問対策は志望校合格への第一歩

「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)ふからず」
これは「孫子・謀攻篇」の有名な格言の一つで、「敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、何度戦っても勝つことができる」という意味です。志望大学がどのような問題を出題し(彼を知り)、今の自分に何が足りないのかがわかれば(己を知れば)、大学受験であろうと恐れる必要はありません。思うように勉強が進まず、ストレスが溜まっている人もいるかと思いますが、一歩ずつ着実に目標に向かって頑張っていきましょう。

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