受験校の選び方①

2019.09.18

2学期に入り、模試が増えてきました。合格判定をみて、志望大学を検討し直す人もいるのではないでしょうか。
10月上旬はセンター試験の出願時期にもあたります。入試直前期に入る前に、しっかりと受験校について考えておきましょう。

受験校を選ぶ前に

まず心得ておきたいことは、今の成績だけに着目せず、第一志望校を最後まで諦めずに目指すことです。
第一志望校合格は受験生にとって最終目標であり、受験勉強の原動力です。
多少困難な目標に思えたとしても妥協することなく、最後まで粘り強く頑張ることが重要です。
実際、合格は難しいと思われていた大学でも、最後の頑張りで合格するケースが毎年多く報告されています。

その一方で、併願校選定については、細心の注意を払う必要があります。
特に「安全校」の選択を間違えると、第一志望校はもとより「実力相応校」の合否にまで良くない影響が出る場合があるからです。

ページのトップへ

まずは自分の実力を知ろう

これまで受験した模試の成績、特に2学期以降のものを中心に、各大学の難易度と比較・検討していきます。

ただし、10月頃に、とくにセンター系模試の得点が志望大学の目標得点に及ばなくとも、安易に志望校の変更を考えてはいけません。
国公立大学の場合、実際の出願は、1月に実施されるセンター試験の自己採点を確認してからになりますので、今一度自分の弱点を洗い出し、実力を「センター目標点」に近づける努力を続けることが肝要です。

ページのトップへ

国公立大学の受験校

 

国公立大学はセンター試験と各大学の2次試験の合計点で合否が決まりますが、受験校を絞る際には、やはりセンター試験の結果を中心に考えるのが基本です。

予備校が実施している自己採点の集計・分析システムを利用した場合、たとえば合格可能性80%程度がA判定、合格可能性60%程度がB判定、合格可能性40%程度がC判定、合格可能性20%程度がD判定のシステムだと、センター試験重視の大学ではB判定以上、2次試験重視の大学ではC判定以上が出願の際の一つの目安となります。

ただし、C判定でもB判定に近い位置にいる場合は、B判定に準じて考えてもかまわないでしょう。
またC判定の下の方に位置する場合は、合格可能性が低いと言えます。
志望する大学が2次試験重視である、または2次試験が自分と相性が良い(得意科目だけで受けられる、得意科目の配点が高い等)、2次試験対策が十分にできているのでなければ、その大学を受験することにはリスクを伴います。
もちろん、強く進学を希望する大学であるなら、挑戦するのも悪いことではありませんが、その場合は私立大学の「安全校」をきちんと用意しておく必要があります。

D判定、E判定の場合は2次試験の配点が大きい大学・学部でないと合格は非常に難しくなりますので注意しましょう。

ページのトップへ

私立大学の受験校

2学期以降の模試の結果から、自分の成績(受験に必要な教科の平均偏差値)をまず知りましょう。
私立大学についてはこの数値を基準に、受験校を自分の成績±5ぐらいの範囲を目安に「目標校」、「実力相応校」、「安全校」の3ランクに分類して選定を行いましょう。
特定のランクに集中しないよう、各ランクからバランスよく選択するのがポイントです。
選定数の目安としては「目標校」が2〜3校、「実力相応校」が3〜4校、「安全校」が2校以上です。

「実力相応校」や「安全校」をきちんと受験し、合格校を確保しておくことによって精神的なゆとりが生まれ、目標校合格の可能性が増していきます。
くれぐれも自分の成績と同程度、もしくはそれ以上の大学ばかりを選ぶことがないように注意してください。

特に「安全校」は、慎重に決めてください。成績に波がある場合などは、ランクを下げることも視野に入れましょう。
合格可能性が高いところを多めに入れておくことをおすすめします。
また、例年競争率が高い大学や倍率変動の激しい大学、入試方法の変更により人気を集めそうな大学は、「安全校」には不向きであると言えます。

志望学部の系統と成績によっては、「安全校」のランクに適当な大学が存在しない場合もあります。
その場合は「実力相応校」や、その少し下のランクの大学を多めに受験することにより、少しでも合格可能性を高めるようにしましょう。

ページのトップへ

入試問題との相性は?①

学力と受験校の難易度に加えて、「大学との相性」という視点から出願するか検討する必要もあります。
「出題傾向」「入試科目・配点」に分けて、「大学との相性」を調べましょう。

(a)出題傾向
模試の判定で合格可能性が高い大学であっても、自分が苦手とする分野や出題形式の問題を毎年多く出題する大学の受験はよく検討した方が良いでしょう。
ただし、それが目標校の場合は、自分から出題傾向に合わせ、苦手分野を克服する努力が必要となります。

ページのトップへ

入試問題との相性は?②

(b)入試科目・配点
受験教科・科目は志望校によって変えるのではなく、勉強時間のロスにならないようにできる限り統一しましょう。
しかし、同一教科であっても、例えば国語であれば古文や漢文の出題があるのかどうか、また出題範囲にあっても実際に出ているのかなどのチェックが必要です。
併せて配点についても、なるべく「得意科目の配点が高く、不得意科目の配点が低い」大学を受験できるよう十分調べ、不都合があれば、受験の必要性を再検討しましょう。

私立大学では、募集人員を分割して、全学部統一入試(日程)やA方式・B方式など複線入試を実施しているところも数多くあります。
このような方式は募集人員が少なく、倍率やランクの変動が出やすいですが、受験機会を増やす、得意科目を活かすといった受験ができるというメリットがあります。

センター試験利用入試を実施する大学も多数あります。
ほとんどがセンター試験の成績のみで合否判定を行いますが、個別学力試験を行う大学もあります。
入試レベルは一般入試より高めになる傾向がありますが、受験料が安く、各大学の個別学力試験を受験する手間も省けるというメリットがあります。

このような多様な入試方式の中に、自分に有利になる入試方式があれば、受験校に組み入れてみることをおすすめします。
なおセンター試験利用入試は、センター試験実施前に出願締切日を設定している大学が多いので、事前に募集要項等で確認しておきましょう。

ページのトップへ

シェアする

代ゼミJOURNALのトップへもどる

おすすめ記事

ページのトップへ

ページトップボタン