名古屋大学 - 志願者数と志願倍率


1.志願者数と志願倍率

【図表①】志願者数の推移
図表1 志願者数の推移 [クリックして拡大]
【図表②】志願倍率の推移①【文系学部】
図表2 志願倍率の推移①【文系学部】 [クリックして拡大]
【図表③】志願倍率の推移②【理系学部】
図表3 志願倍率の推移②【理系学部】 [クリックして拡大]
   2026年度の志願者数は前期、後期の合計で4,358人で、2025年度入試から209人の減少となりました。2023年度からは共通テストの平均点が上がり続けていたこともあり、ここ3年間は志願者数が増加傾向にありましたが、2026年度は共通テスト6教科8科目の平均点が文理共に30点近く下がった影響もあり3年ぶりに志願者が減少する結果となりました。前期の出願者数のみで見ると、2026年度の志願者数4.298人は、2017年度~2026年度の過去10年間で2023年度の4.258人に次ぐ2番目に少ない人数となりました。共通テストの平均点や学部ごとの隔年現象といった要因が志願者数に与える影響の大きさが伺える結果となっています。【図表】参照
   学部ごとにみていくと、文理融合型の情報学部において人間・社会情報学科が2.8倍(2025年度は3.9倍)と大きく低下しました。コンピュータ科学科も1.9倍(2025年度は2.2倍)と低下、自然情報学科も2.1倍(2025年度は2.2倍)といずれの学科でも倍率が低下しました。同じ愛知県内の名古屋工業大学工学部の情報工学科や名古屋市立大学のデータサイエンス学部も志願倍率が低下しており、隣接県にある岐阜大学の工学部電気/情報コースや静岡大学の情報学部行動情報学科、三重大学の工学部総合工/情報工コースにおいて志願倍率が上昇しているため、共通テストの平均点低下の影響を受けた受験生が安全志向で他県まで選択肢を増やしたと考えられます。
   文系学部では、文学部が2.1倍(2025年度は2.1倍)、教育学部が2.5倍(2025年度は2.6倍)、法学部が2.6倍(2025年度は2.6倍)と昨年度と同水準、もしくは若干の低下が見られました。一方、経済学部においては2025年度は2.7倍(2025年度は2.4倍)と文系学部の中で唯一志願倍率が上昇しました。同県内の名古屋市立大学や、愛知県周辺の信州大学、岐阜大学、静岡大学でも経済学部は志願倍率が上昇しているため、東海圏内での経済学部自体の人気が高くなっています。全国的にも経済系統自体の人気が高まっているため、名古屋大学も東海圏のみならず全国的な影響を受けて志願倍率が上昇したと考えられます。【図表】参照
   次に理系学部を見ていきましょう。理学部は2.7倍(2025年度は3.1倍)と志願倍率が低下しました。2025年度は入試科目から国語が削除されたことで倍率が上昇していたため、その反動で低下したものと思われます。医学部医学科(前期)では2.8倍と、志願倍率がわずかに低下した2025年度の2.9倍から引き続き低下となりました。しかし、全国的に医学部の人気が落ち着いてきていることや、共通テストの難易度が上昇したことを踏まえると、これまでと変わらず安定して志願者を集めていると言えます。農学部全体では2025年度の2.5倍から2026年度は2.3倍に低下しており、中でも生物環境科学科では1.9倍(2025年度は2.8倍)と志願倍率の大幅な低下が見られました。2025年度は志願倍率が大きく上昇していたことから、共通テストの難易度上昇と前年度の反動を鑑みて出願を避けた可能性が考えられます。資源生物科学科においては2.1倍(2025年度は2.4倍)とこちらも倍率が低下しています。一方、応用生命科学科は2.6倍(2025年度は2.5倍)と若干ですが農学部の中で唯一志願倍率が上昇しています。【図表】参照

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