名古屋大学


3.配点比率と合格最低点

【図表⑤】学部別 配点比率(前期)
図表5 学部別 配点比率(前期) [クリックして拡大]
【図表⑥】学部別 配点一覧(前期)①
図表6 学部別 配点一覧(前期)① [クリックして拡大]
【図表⑦】学部別 配点一覧(前期)②
図表7 学部別 配点一覧(前期)② [クリックして拡大]
【図表⑧】学部・学科別 合格者最低点(前期)①
図表8 学部・学科別 合格者最低点(前期)① [クリックして拡大]
【図表⑨】学部・学科別 合格者最低点(前期)②
図表9 学部・学科別 合格者最低点(前期)② [クリックして拡大]
【図表⑩】共通テストの得点率ごとに2次試験で必要となる得点率
図表10 共通テストの得点率ごとに2次試験で必要となる得点率 [クリックして拡大]
   名古屋大学の前期日程の配点比率は、法学部以外で2次試験重視となっています。例えば教育学部では2次比率は67%、工学部では68%を占めており、他の学部でも多くが60%を超えています。【図表】参照
   配点に特色があるのは、法学部と工学部です。法学部では共通テストの配点比率が高く、60%に達しています。共通テストが900点に対して2次試験が600点の配点であるため、法学部志望者は特に共通テスト対策を万全にする必要があります。また、2次試験では小論文が課されるため、小論文対策もしっかりと行っておく必要があります。一方、工学部では共通テストの配点に傾斜をかけており、数学・理科・外国語の配点が通常の半分になっています。結果として2次試験の配点比率が全学部中で最も高くなっているため、工学部志望者は特に2次試験対策を重点的に行う必要があります。【図表】参照
   次に合格最低点をみていきましょう。2023年度の合格最低得点率は全ての学部・学科で2022年度よりも上昇する結果となりました。2次試験では文系・理系ともに数学が難化(代々木ゼミナール教材研究センターの問題分析より)した一方で、共通テストが易化したことが最低点の上昇に影響しました。【図表】参照
   では共通テストと2次試験それぞれで具体的にどれだけの得点が必要なのでしょうか。共通テストで75%・80%・85%得点した場合に2次試験で必要とされる得点率を合格者最低点からシミュレーションしてみます。まず、総合点に対する共通テストの比率が高い法学部の場合、共通テストで75%得点した場合の2次試験で必要な得点率は58.0%、80%の場合で50.5%、85%の場合で43.0%となります。共通テストの比率が高い募集単位であるため、共通テストの得点が2次試験で必要な得点率に大きな影響を与えることがわかります。法学部では小論文も課されますので、共通テストで余裕をもって出願したいものです。 次に総合点に対する2次試験の比率が高い農学部応用生命科学科の場合で考えてみましょう。共通テストで75%得点した場合の2次試験で必要な得点率は53.9%、80%の場合で51.0%、85%の場合で48.1%となります。農学部の2次試験では外国語、国語(現代文)、数学、理科2科目が課されますが、共通テストで85%得点できていれば2次試験では5割を切る得点率で合格できる計算となりますから、その分合格の可能性が高まります。一方、同じ科目が課される医学部医学科では85%得点したとしても2次試験で必要な得点率は67.6%となり、他学部と比べてハイレベルな学力が要求されます。共通テスト・2次試験共にバランスの良い学力を身に付けられるよう日頃からの対策が肝要です。自分が志望する学部学科で必要とされる点数について、過去のデータも用いながらシミュレーションを重ねましょう。 【図表】参照

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