入学者の出身高校の所在地をみると、愛知県が約半数を占めています。また、東海地区(愛知県・静岡県・岐阜県・三重県)の高校の出身者の割合は過去10年間を通して約7割を維持しており、名古屋大学の位置する愛知県周辺からの入学者が多く集まっています。2024年度の東海地区の割合は73%でした。地域ごとに詳細にみていくと、愛知県からの入学者は1.6%、三重県からの入学者は1.1%減少しましたが、岐阜からの入学者が1.7%増加しました。また、その他の地域では中国・四国地方が最も増加しており2023年度から1.2%増加、続いて北陸地方が0.6%増加しました。
【図表⑩】参照
名古屋大学は積極的に国際化を進めている一方で、多少の増減はあるものの入学者の多くが東海地区の学生であるという点から、地域に根差した大学であるとも言えます。