名古屋大学 - 配点比率と合格最低点
3.配点比率と合格最低点
各学部の配点を見てみましょう。配点に特色があるのは、法学部と工学部です。法学部では共通テストの配点比率が高く、全学部で唯一60%を超えています。また工学部では、共通テストの配点に傾斜をかけており、数学・理科・外国語の配点が素点の半分になっているため、結果として2次試験の配点比率が全学部の中で最も高くなっています。【図表⑥⑦】参照
次に合格最低点をみていきましょう。2026年度の合格最低得点率は農学部資源生物学科を除き2025年度から低下しました。最も低下した医学部保健学科理学療法コースでは-11.7%、続いて低下した医学部保健学科放射線コースでは-8.2%となっており、医学部保健学科の合格最低点低下が少々目立ちます。代々木ゼミナール教材研究センターの分析では英語や数学、理科(生物を除く)といった主要科目の難易度に変化はあまり見られなかったとのことなので、問題の難易度変化による合格最低点への影響は限定的と思われます。また、2次試験の科目が同じ農学部ではそれほど合格最低点の低下が起きていないことを踏まえると、医学部保健学科を受験した層の共通テストの得点自体が、平均点と同様に低下していた可能性が考えられます。【図表⑧⑨】参照
では、共通テストと2次試験それぞれで、具体的にどれだけの得点が必要なのでしょうか。2026年度の経済学部と医学部医学科を例に取り上げてみましょう。経済学部の場合、共通テストが950点中の713点(75.0%)だとすると、2次試験では合格最低点(2,450点中の1,615点)には1,500点中の902点(60.1%)が必要です。しかし共通テストが950点中の808点(85%)だと、合格最低点に必要な点数は1,500点中の807点(53.8%)に下がります。また医学部の場合も、共通テストが950点中の713点(75.0%)だとすると、合格最低点(2,750点中の2,058点)には1,800点中の1,345点(74.7%)が必要ですが、共通テストが950点中の808点(85%)だと、合格最低点に必要な点数は1,800点中の1,250点(69.4%)に下がります。このように、共通テストの得点率を少しでも上げることで、難解な2次試験のハードルを下げることができます。【図表⑩】参照
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