新潟大学


1.新潟大入試状況 『2021年度』の「新潟大学入試選抜状況」参照)

2021年度主な入試変更点

図表① 2021年度 新潟大志願状況
志願者数 [クリックして拡大]
図表② 新潟大全体の志願倍率推移
志願倍率 [クリックして拡大]
 新潟大学の2021年度入試での主な変更点は次の通りでした。
 ・教育学部と創生学部が後期廃止
 ・医学部保健学科検査技術科学専攻で2次試験の科目(数学)追加
 ・工学部前期で「共通テスト重視型」と「個別学力検査重視型」の2つの募集区分で募集 
 これらの変更点の影響を含めて、2021年度の新潟大学の志願状況を以下に述べていきます。

大学全体の志願状況

 2021年度の新潟大学の志願倍率は大学全体では前期が2.3倍、後期が7.0倍、前期・後期の総計が3.2倍でした。志願者数の増減は前期が10%減少、後期が19%減少、前期・後期の総計が13%減少で、いずれも前年より減少しました。前期、後期、前期・後期の総計は2018年度、2019年度と2年連続で倍率が低下していました。2020年度はいずれも倍率低下に歯止めがかかりましたが、2021年度の倍率低下(志願者減少)の要因は次のように考えられます。
 前期の志願者減少は県外の志願者の減少と考えられます。県内志願者の2020年度と2021年度の人数は1,218名→1,232名と微増ですが、県外志願者は2,233名→1,889名と15%も減少しています。2021年度の共通テストは2020年度のセンター試験より平均点がアップし、新潟大学より難易度の高い大学をもともと志望していた県外の受験生が他大学を受験したため、前期の志願者が減少したようです。後期の志願者減少は前述の教育学部と創生学部の後期廃止が主な要因です。2つの学部の2020年度の志願者数を除くと後期の志願者数の増減は6%の減少(全体では19%)にとどまります。図表①図表②参照。

前期の個別学部志願状況

 ここでは志願状況に目立った変動のあった学部について言及します(学科、専修等の志願状況は『2021年度』の「新潟大学入試選抜状況」を参照)。
 教育学部前期は志願者数が104名(26%)減少し、志願倍率が3.3倍から2.4倍にダウンしました。志願者減少の要因は2020年度で志願倍率が4~5倍台であった専修が敬遠されたことが考えられます(例えば、特別支援教育専修5.6倍→1.9倍、家庭科教育専修4.8倍→2.5倍、保健体育専修9.5倍→3.5倍)。
 医学部保健学科検査技術科学専攻前期は志願者が57名(46%)減少し、倍率は6.5倍→3.1倍にダウンしました。これは前年の高倍率の反動と前述の2次試験科目追加によるものです。
 工学部前期は志願者が67名(11%)増加しました。工学部は2017年度から志願者の減少傾向にあり、前期の志願者数は2017年度769名→2018年度582名→2019年度524名でしたが、2020年度でその傾向に歯止めがかかり597名でした。募集区分ごとに志願状況をみると、従来の「共通テスト重視型」の志願者数は391名で206名(35%)減少していますが、新規の「個別学力検査重視型」の志願倍率は4.3倍(志願者数273名)で「共通テスト重視型」の志願倍率1.5倍を上回り、2020年度より前期全体の志願者が67名増加したことになります。「個別学力検査重視型」の高倍率は共通テストで得点できなかった層が2次試験での逆転を目指し志願したためと考えられます。このように「個別学力検査重視型」の志願状況は共通テストの得点状況が影響すると考えられ、2022年度の共通テストが難化すると2021年度以上の倍率も予想されますし、その逆の状況もありえます。
 創生学部前期は志願者数が61名(38%)減少になりました。これは2020年度の3.6倍の反動による志願者減少です(2019年度2.4倍→2020年度3.6倍→2021年度2.2倍)。図表①参照。

経済科学部の合格状況

 経済科学部は2020年度に経済学部から改組され、学部一括募集になり後期は2次試験が廃止されました。2020年度は前期16名、後期48名もの追加合格を出し、さらに欠員2次募集も実施しました。2次試験がないことにより、もともと新潟大を志望していなかった受験生が出願し合格しても入学を辞退した志願者が多かったためです。
 2021年度も追加合格を実施しましたが、人数は後期が23名と2020年度(48名)の半分以下になり、欠員2次募集も実施されませんでした。一方、前期では募集人員180名に対して40名の水増し合格と10名の追加合格が出ました(2020年度は水増し合格16名、追加合格16名)。前期で合格者を増やすことで後期分を補ったと考えられます。

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