新潟大学


1.志願者数・志願倍率

【図表①】志願倍率推移
新潟大全体の志願倍率推移 [クリックして拡大]
【図表②】前期の志願者数と倍率の推移
前期の志願者数と倍率の推移 [クリックして拡大]
 2025年度の志願倍率は大学全体では前期が2.4倍、後期が8.4倍、前期・後期の総計が3.4倍でした。志願者数の増減は前期が0.2%減少、後期が32.3%の大幅な増加、総計が11.8%の増加です。前期日程・後期日程を合わせた志願者数は2024年度には5,000人を切った4,991人でしたが、2025年度は5,582人と2024年度よりも591人も増加しました。
 前期は2024年度3,146人→2025年度3,141人と5名の減少で、2024年度とほとんど変化がありませんでした。一方で後期は志願倍率が2022年8.2倍→2023年6.8倍→2024年度6.3倍と、2年連続で志願倍率が減少していたことから志願者が増加したと考えられます。【図表】参照
 では、前期日程で2024年度よりも志願者が増加した主な募集単位についてみていきます。
 人文学部前期の志願者数は2022年度が385人(志願倍率2.8倍)→2023年度が375人(2.7倍)→2024年度が271人(1.9倍)と、2年連続の減少となっていましたが、2025年度は2024年度より20人(7.4%)増加の291人(志願倍率2.1倍)となりました。法学部前期の志願者数は2024年度より13人(8.1%)増加の174人、経済科学部前期の志願者数は2024年度より38人(9.5%)増加の438人でした。両学部とも2024年度は2023年度よりも志願者が減少した反動によって2025年度は増加したと考えられます(法学部前期の志願者は2023年度が183人→2024年度が161人、経済科学部前期の志願者は2023年度が538人→2024年度が400人)。全国でも人文社会系統・法学系統・経済系統は志願者増となりましたが、新潟大学でも同じ傾向です。
 歯学部歯学科の2025年度志願者数は、2024年度より72人(63.7%)増加の185人(志願倍率7.7倍)でした。志願者は2023年度84人(3.5倍)→2024年度113人(4.7倍)と、2年連続の増加です。この理由としては、共通テストの平均点が上昇したことによって医学部医学科を志望していた受験生の出願が慎重となり、歯学科へ志望変更した者も少なからずいたことが考えられます。
工学部前期は、2024年度より46人(8.0%)増加の623人(志願倍率1.9倍)の志願者となりました。2022年度が822名(志願倍率2.6倍)→2023年度が684名(2.1倍)→2024年度が577名(1.8倍)となっており、2年連続で減少した反動と考えられます。募集区分ごとに見ると共通テスト重視型は2024年度よりも53人(12.8%)減少していますが、個別学力重視型は99人(61.1%)増加しています。2025年度は共通テストの平均点が上昇した科目が多かったのですが、共通テスト重視型の2023年度志願者が298人(志願倍率1.2倍)→2024年度が415人(1.6倍)、個別学力重視型の2023年度志願者が386人(6.1倍)→2024年度が162人(2.6倍)で推移しているため隔年現象と考えられます。
 続いて、前期日程で2024年度よりも志願者が減少した主な募集単位についてみていきましょう。
 理学部前期は2024年度より66人(23.7%)志願者減少の213人(志願倍率1.7倍)でした。理学部はここ5年間の志願者数は隔年現象で推移しています。農学部前期も同様の推移です。2025年度は204名(志願倍率1.8倍)で、2024年度から23人(10.1%)減少です。
 医学部医学科は2024年度より48人(13.1%)志願者減少の319人(志願倍率4.0倍)でした。歯学部歯学科についての説明でも触れましたが、共通テストの平均点上昇が受験生の慎重な出願につながり、歯学科などに志願変更した医学科志願者もいたと考えられます。また志願者数の推移を見ると、2022年度347名(4.3倍)→2023年度344名(4.3倍)ではほとんど志願者数が横ばいだったことから2024年度に志願者が増加し、2025年度はその反動で志願者減少につながったことも要因と考えられます。
 創生学部前期は2024年度より83名(48.0%)減少の90人(2.0倍)の出願でした。2023年度73人(1.6倍)→2024年度173人(3.8倍)と昨年度は大幅に志願者が増加していましたが、反動で志願者減となりました。【図表】参照

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