新潟大学


4.合格者の女子割合

図表⑪ 合格者の女子割合
医学科(前期)の志願倍率推移 [クリックして拡大]
 2014年度には41.0%だった前期日程の女子割合は、多少の増減を繰り返しながら、コロナ禍の2021年度にかけて徐々に減少し34.0%まで低下しました。その後は2022年度が35.5%、2023年度が37.1%(両年度とも新型コロナウイルス感染症による追試合格者を含む)まで回復し、2019年度並みの水準となりました。この10年間の割合は概ね35%~38%程度で推移しています。
 次に学部ごとにみていきましょう。女子割合が高い順に並べると歯学部口腔生命福祉学科の93.8%、医学部保健学科の75.5%、その次に農学部・教育学部と続きます。文系学部で女子の割合が高くなっていますが、文理どちらでも受験可能な経済科学部は31.6%でした。理系学部の中では、農学部が58.7%と女子割合が高い状況です。他大学の状況をみても、生物・生命系の専攻を有する農学部では女子割合が高くなる傾向があります。逆に医学部医学科・理学部・工学部では合格者の大半は男子となっています。
 理系人材確保の観点からデータサイエンス系の学部を創設したり、理工系学部の特別選抜を中心に女子枠を設置したりする動きが国公立大学の間でも出てきていますが、新潟大学については今のところそのような動きは見られません。【図表】参照

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