新潟大学
3.合格者成績
2025年度の前期日程の共通テスト合格者平均点は、工学部共通テスト重視型以外のすべての募集区分で上昇しています。2025年度は共通テストの平均点が上昇した科目が多く、新潟大においても合格者の平均点が上昇しました。最も平均点の上昇が大きかったのは、教育学部教科教育コ-ス社会科教育専修の+5.5%でした。2025年度の共通テストの平均点上昇が大きな理由と考えられますが、2025年度は「情報Ⅰ」の受験が必要になったことによる変更で2024年度よりも共通テストの配点が高くなった学部もありました。教育学部教科教育コ-ス社会科教育専修は共通テスト配点割合が2024年度が55%→2025年度が59%と、4.0%上昇していることも合格者平均点の上昇に影響したと考えられます。他に平均点の上昇が大きかった募集単位は教育学部教科教育コース音楽教育専修の+5.3%、理学部理学科野外科学志向選抜、医学部保健学科放射線技術科学専攻の+4.2%と続きますが、こちらは共通テストの配点割合が2024年度よりも上昇したわけではありませんので、共通テストで平均点が上昇したことが理由と考えられます。
次に2次試験の合格者平均点をみてみます。平均点が5%以上増加したのは理学部の野外科学志向選抜(+6.7%)と工学部の個別学力重視型(+6.1%)です。工学部の個別学力重視型の平均点上昇は志願者の増加に起因するものと考えられます。また5%以上減少したのは歯学部の口腔生命福祉学科(-15.9%)、医学部の看護学専攻(-11.0%)、農学部(-6.6%)、創生学部(-5.3%)です。代々木ゼミナ-ル教材研究センタ-の分析によると、2025年度は英語と国語の現代文で2024年度と比較して分量が増加し、また国語の現代文では難化がみられます。医学部保健学科の看護学専攻の2次試験は国語の現代文と英語ですので、こうした分量の増加と難化が平均点の低下に大きく影響したと考えられます。また、歯学部口腔生命福祉学科の2次試験では英語の配点割合が60.0%で、新潟大の中では法学部の66.7%に次いで2番目に高い割合です。農学部と創生学部の志願者はそれぞれ2024年度が227人→2025年度が204人、2024年度が173人→2025年度が90人に減少していることに伴う平均点低下と考えられます。【図表⑤⑥⑦】参照
次に2次試験の合格者平均点をみてみます。平均点が5%以上増加したのは理学部の野外科学志向選抜(+6.7%)と工学部の個別学力重視型(+6.1%)です。工学部の個別学力重視型の平均点上昇は志願者の増加に起因するものと考えられます。また5%以上減少したのは歯学部の口腔生命福祉学科(-15.9%)、医学部の看護学専攻(-11.0%)、農学部(-6.6%)、創生学部(-5.3%)です。代々木ゼミナ-ル教材研究センタ-の分析によると、2025年度は英語と国語の現代文で2024年度と比較して分量が増加し、また国語の現代文では難化がみられます。医学部保健学科の看護学専攻の2次試験は国語の現代文と英語ですので、こうした分量の増加と難化が平均点の低下に大きく影響したと考えられます。また、歯学部口腔生命福祉学科の2次試験では英語の配点割合が60.0%で、新潟大の中では法学部の66.7%に次いで2番目に高い割合です。農学部と創生学部の志願者はそれぞれ2024年度が227人→2025年度が204人、2024年度が173人→2025年度が90人に減少していることに伴う平均点低下と考えられます。【図表⑤⑥⑦】参照