新潟大学


2.合格者成績

【図表③】2024年度前期合格者成績(1)
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【図表④】2024年度前期合格者成績(2)
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【図表⑤】2024年度前期合格者成績(3)
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 2024年度の前期日程の共通テスト合格者平均点は理学部理数重点選抜・理科重点選抜、医学部保健学科看護学専攻・検査技術科学専攻、農学部以外のすべての募集区分で低下しています。2024年度は共通テストの平均点が上昇した科目が多かったのですが、新潟大学においては志願者の減少にともなう平均得点の低下だと考えられます。しかし最も低下した工学部個別学力重視型でも-3.3%であり、そこまで大きな低下ではありません。また工学部個別学力重視型は新潟大学一般選抜前期日程の中で、2024年度の共通テストで一番平均点が上昇した国語の配点比率が、全ての募集単位の中で一番低い8.3%です。共通テストの平均点上昇の影響をうけにくかったことが平均点の低下につながったと考えられます。
 一方で、2次試験の合格者平均点は多くの募集区分で前年度と大きな変化は見られませんでした。平均点が5%以上上昇したのは法学部(+5.7%)と歯学部口腔生命福祉学科(+7.9%)です。また5%以上低下したのは人文学部(-8.7%)、工学部共通テスト重視型(-5.8%)・個別学力重視型(-10.6%)です。代々木ゼミナール教材研究センターの分析によると、2024年度は、2022年度・2023年度に引き続き2次の英語が難化しました。人文学部は2次試験の英語の配点割合が40%と高いため、英語の難化が合格者平均点低下の要因と考えられます。工学部では、共通テスト重視型、個別学力重視型共に英語の配点割合が20%で、他のどの学部学科よりも低いものの、平均点低下が目立ちました。 【図表】参照
 次の2025年度は新課程入試の初年度です。共通テストで「情報Ⅰ」の受験が必須になるため、配点比率が2024年度までから変更されます(後掲の「5.2025年度入試について(3)一般選抜の配点(前期)」参照)。ですが、基本的な対策は今までと変わりません。共通テストではできるだけ高得点が取れるように、模擬試験や過去問、類題で演習しておくことが大切です。このことは2次試験においても同様です。特に、平易な問題・標準的なレベルの問題は確実に得点できる学力をつけておくことが肝要です。
 

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