大阪大学


3.共通テストの得点率と2次対策について

【図表⑤】2021年度一般選抜 合格者平均得点率
(共通テスト・2次)
2021年度一般選抜 合格者平均得点率
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   2021年度の大学公表値をもとに、共通テストの合格者平均得点率を見てみましょう。やはり、ほとんどの学部で合格ラインは得点率約80%(文系は外国語学部を除き約84%)を超えています。センター試験に代わって共通テストが導入されるにあたり、試行調査の結果などからも平均点は低下すると予想されていましたが、結果としては平均点の低下もなく、合格ラインに大きな変化はありませんでした。
   また2021年度入試から、歯学部、薬学部、工学部の3学部では共通テストと2次試験の配点比率が変更となり、いずれの学部でも2次試験の配点比率が高くなりました。そのため2次試験での挽回を狙う志願者が増え、共通テストの合格者平均得点率は薬学部以外の2学部(工学部は5学科すべて)で低下しました。このことからも、今後も上記3学部については、2次試験対策がより重要になってくるでしょう。【図表】参照

外国語学部は専攻によりばらつきが大きい

【図表⑥】2021年度 外国語学部合格者
共通テスト平均得点率・実質倍率
2021年度 外国語学部合格者共通テスト平均得点率・実質倍率
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   外国語学部は25専攻あり、例年合格者の成績や倍率のばらつきが大きいため注意が必要です。2021年度では、モンゴル語で共通テストの合格者平均得点率が69.4%となり、70%を割る結果になりました。外国語学部は前年度からの反動が大きいのも特徴で、2022年度入試でのモンゴル語は人気が高まることが考えられる専攻の一つです。また、ヒンディー語は合格者平均得点率が25専攻中14位という結果となりました。2019年度から順に14位→24位→14位と推移しており、前年度からの反動という隔年現象の観点で見ると2022年度入試では狙い目の専攻になるかもしれません。
   このように年度ごとに違いや例外が見られ、隔年現象が起きやすい学部ではありますが、それでも英語・スペイン語・フランス語などは基本的に例年ボーダーラインが高い状況です。ここで挙げた3専攻は、ここ3年間の共通テスト合格者平均得点率が上位5番以内に毎年入っています。また上記に加え、ドイツ語や日本語も高得点が必要な専攻と言えます。これらの5専攻は志願倍率こそ隔年現象で高くなることはあるものの、過去5年間で志願倍率が3倍を超えたのは2020年度のドイツ語と2021年度の日本語のみです。合格者平均得点率のボーダーラインが高い専攻については、志願倍率に捉われることなく、自身の学力に合わせて出願先を選定することが大切です。【図表】参照

2次対策は基本・標準問題を確実に押さえること

   2次試験の合格者平均得点率は、学部間で入試科目・配点の違いに若干の差がありますが、共通テストで合格者平均点が取れたなら、おおむね文系学部は55%~65%、理系学部は50%~60%(医学部医学科は75%)が合格ラインとなっています。2020年度(文系学部70~80%、理系学部55%~65%、医学部医学科80%)に比べると、2021年度は2次試験の合格者得点率が低下したように見えますが、問題の難易度や採点基準の調整により得点率は変動しますので、2次試験対策を疎かにしていいという理由にはなりません。合格者平均得点率はあくまで目安として考えてください。ここで重要となるのが、難問を解く力ではなく、基礎・標準問題を確実に得点できる力です。大阪大の対策をする際は、応用問題ばかりに着手するのではなく、基本的な問題にもしっかり取り組むようにしましょう。【図表】参照

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