大阪大学


5.AO・推薦入試では志願者数は増加の一方、充足率は変わらず低調

【図表⑧】2020年度 AO・推薦入試 入試結果
 2020年度 AO・推薦入試 入試結果)
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   2020年度AO・推薦入試の志願者総数は770人で前年度より約9%増となり、全学部でAO・推薦入試を導入した2017年度以降で最多の志願者数となりました(2017年度から順に332→565→708→770人)。しかし、最終合格者総数は221人で、充足率(最終合格者÷募集人員)は前年比3%増の約61%と、依然として募集枠を満たすには程遠い数値となりました。AO・推薦入試の導入以降、外国語学部では志願者数が募集人員を上回ったことがなく、また2020年度においては、外国語学部では充足率が1割未満、歯学部では合格者数がゼロという結果になりました。この結果からは大学の考え、つまり、大学の教育理念に共感し、学びの本質について考え、それを実行できる質の高い学生の入学を期待していることが読みとれます。なお、AO・推薦入試で満たされなかった募集枠は一般入試の募集に回されます。【図表】参照
【図表⑨】2020年度 AO・推薦入試
                外国語学部 専攻別入試結果
 2020年度 AO・推薦入試
外国語学部 専攻別入試結果
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   また、全体の志願者数は増加したものの、学部・学科間で志願倍率にばらつきが見られます。なかでも外国語学部では、25専攻のうち9専攻で志願者自体がゼロ、そして22専攻で最終合格者がゼロとなっており、募集が機能しませんでした。志願者数の傾向を見てみると、英語やスペイン語といった人気のある専攻に集中していることから、合格しやすい専攻を選ぶのではなく、第1志望の専攻に出願したいと考える受験生が多かったと思われます。【図表】参照
【図表⑩】AO・推薦入試 志願倍率の推移
(3カ年)
 AO・推薦入試 志願倍率の推移(3カ年)
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   さらにここ3年間の志願倍率の変動を見ると、大学全体では上がり続けていますが、学部別で上がり続けているのは医学部医学科と基礎工学部のみとなっています。一方、経済学部や理学部、歯学部では下がり続けており、その他の学部では隔年で増減となっています。この原因の一つには、たとえ同じAO・推薦入試として実施していても、学部によって出願のハードルの差が大きいことが挙げられるでしょう。例えば推薦入試で、出願書類として3種類の研究成果概要の提出を求める工学部と、自己推薦書の提出だけでよい基礎工学部では出願のしやすさがまったく異なります。2021年度入学者選抜から、入試区分の名称が「AO入試」から「総合型選抜」、「推薦入試」から「学校推薦型選抜」へそれぞれ変更となります。この総合型選抜・学校推薦型選抜の出願要件を満たすことで大阪大に合格するチャンスが増えることも事実なので、これらを受験機会の一つとするためにも、まずは必要な要件を確認し、早めに準備しておくことをおすすめします。 【図表】参照
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