東京工業大学


5.総合型・学校推薦型選抜での「女子枠」の導入

【図表⑥】特別選抜の一般枠と女子枠(24年度)
特別選抜の一般枠と女子枠(24年度) [クリックして拡大]
  東京工業大では2024年度入試から、「ダイバーシティ&インクルージョン」のさらなる推進を目指して、総合型・学校推薦型選抜に「女子枠」が導入されました。また、性別によらずに出願できる従来の区分は「一般枠」となっています。
  「女子枠」の導入とともに、2024年度入試から総合型・学校推薦型選抜が大幅に拡大されました。入試区分ごとの募集人員をみると、一般選抜の合計は2023年度が930人 ⇒ 2024年度が892人 ⇒ 2025年度が824人(予定)に減少です。一方で、総合型・学校推薦型選抜の合計は2023年度が98人 ⇒ 2024年度が176人 ⇒ 2025年度が244人(予定)に増加です。これにより、総合型・学校推薦型選抜の人数比率は2023年度が約9.5% ⇒ 2024年度が約19.5% ⇒ 2025年度が約22.8%(予定)となります。
  それでは、実施初年度の「女子枠入試」の状況をみてみましょう。総合型入試は募集人員が合計で43人、志願者数が216人、合格者数が41人でした。また学校推薦型選抜は募集人員が合計で15人、志願者数が48人、合格者数が15人でした。志願倍率は方式・学院ごとの募集単位によって差がありますが、最低でも1.9倍(情報理工学院の総合型選抜)となっています。予定の募集人員に対する欠員も総合型選抜の2名のみでしたので、東京工業大の「女子枠」入試は上々の滑り出しと言えるでしょう。 【図表】参照

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