北海道大学
3.合格者の状況
一般選抜合格者に占める北海道出身者の割合(以下「道内出身者割合」)を見ていきます。
前期日程では、2025年度は33.3%(前年比-1.7%)となり、過去10年で最低となりました。特に、前期日程合格者数のうち約半数を占めている総合入試理系において、北海道内出身者の割合が減少傾向にあり、このことが前期日程全体の減少に影響していると考えられます。また、北海道大前期日程では、総合入試という特徴的な入試方式を導入しているため全国の受験生から注目を集めています。このことも道外出身の合格者数増加の要因の一つだと考えられます。
後期日程でも2025年度は過去10年で最低の11.5%(前年比-0.6%)となり、2018年度以降は20%を下回る状況が続いています。後期日程で道内出身者割合が低いのは、前期よりも募集人員が少なく倍率が高くなるため、合格するためにより高い学力が求められることが要因として考えられます。また、全国的に国公立大学の後期日程縮小の動きがあることを考慮すると、今後も道外から北海道大への志願者数は増加することが予想され、道内出身者にとっては厳しい状況が続くことが予測されます。【図表⑨】参照
次に一般選抜合格者に占める現役生の割合を見ていきます。前期日程では74.0%(前年比+0.8%)となりました。2020年度以前は60~65%ほどで推移していましたが、2021年度以降は70%を超える状況が続いています。2021年度の共通テスト移行や2025年度の新課程入試の開始といった入試形式の変化や節目が続いたため、浪人を回避したいという受験生の動きが反映された結果だと考えられます。後期日程では68.8%(前年比+1.4%)となり、前期よりもやや低い数値となりましたが、2023年度から2年連続で上昇しています。前期と同様に今後も現役生中心の入試が継続すると考えられます。【図表⑩】参照
最後に、一般選抜合格者に占める女子の割合を見ていきます。前期日程では31.0%(前年比+0.2%)と、ここ10年では最高の割合となりましたが、変動幅は小さく、前年と大きな差は見られませんでした。また、後期日程では24.4%(前年比+3.9%)で、ここ10年で2番目に高い割合となりました。直近10年間の推移を見ると、前期日程は30%程度、後期日程は20%~25%程度で安定しています。【図表⑪】参照
前期日程では、2025年度は33.3%(前年比-1.7%)となり、過去10年で最低となりました。特に、前期日程合格者数のうち約半数を占めている総合入試理系において、北海道内出身者の割合が減少傾向にあり、このことが前期日程全体の減少に影響していると考えられます。また、北海道大前期日程では、総合入試という特徴的な入試方式を導入しているため全国の受験生から注目を集めています。このことも道外出身の合格者数増加の要因の一つだと考えられます。
後期日程でも2025年度は過去10年で最低の11.5%(前年比-0.6%)となり、2018年度以降は20%を下回る状況が続いています。後期日程で道内出身者割合が低いのは、前期よりも募集人員が少なく倍率が高くなるため、合格するためにより高い学力が求められることが要因として考えられます。また、全国的に国公立大学の後期日程縮小の動きがあることを考慮すると、今後も道外から北海道大への志願者数は増加することが予想され、道内出身者にとっては厳しい状況が続くことが予測されます。【図表⑨】参照
次に一般選抜合格者に占める現役生の割合を見ていきます。前期日程では74.0%(前年比+0.8%)となりました。2020年度以前は60~65%ほどで推移していましたが、2021年度以降は70%を超える状況が続いています。2021年度の共通テスト移行や2025年度の新課程入試の開始といった入試形式の変化や節目が続いたため、浪人を回避したいという受験生の動きが反映された結果だと考えられます。後期日程では68.8%(前年比+1.4%)となり、前期よりもやや低い数値となりましたが、2023年度から2年連続で上昇しています。前期と同様に今後も現役生中心の入試が継続すると考えられます。【図表⑩】参照
最後に、一般選抜合格者に占める女子の割合を見ていきます。前期日程では31.0%(前年比+0.2%)と、ここ10年では最高の割合となりましたが、変動幅は小さく、前年と大きな差は見られませんでした。また、後期日程では24.4%(前年比+3.9%)で、ここ10年で2番目に高い割合となりました。直近10年間の推移を見ると、前期日程は30%程度、後期日程は20%~25%程度で安定しています。【図表⑪】参照