北海道大学 - 総合型選抜の実施状況


5.総合型選抜の実施状況

【図表⑬】フロンティア入試TypeⅠ志願者数の推移
フロンティア入試TypeⅠ志願者数の推移 [クリックして拡大]
【図表⑭】フロンティア入試TypeⅡ志願者数の推移
フロンティア入試TypeⅡ志願者数の推移 [クリックして拡大]
【図表⑮】フロンティア入試の女子占有率の推移
フロンティア入試の女子占有率の推移 [クリックして拡大]
【図表⑯】フロンティア入試の充足率の推移
フロンティア入試の充足率の推移 [クリックして拡大]
   まず、志願状況について見ていきます。2026年度の志願者数は2025年度から65人減少の317人となり、フロンティア入試が導入されて以降で最少となりました。方式ごとに見ると、TypeⅠでは32人の減少、TypeⅡでは33人の減少となりました。TypeⅠでは特に医学部医学科と保健学科看護学専攻で志願者の減少が目立ち、それぞれ-7人、-10人となりました。これは2025年度の志願者数が多かった反動や最終合格者数の少なさが影響していると考えられます。また、医学部保健学科作業療法学専攻では、例年志願者数が少ない傾向にありますが、2026年度は1名(-3人)と特に少なく、これは2026年度から募集人員が7名から3名に減少したことが影響していると考えられます。TypeⅡでは理学部物理学科と工学部応用理工系学科(応用物理工学コース)で志願者数の減少が目立ち、それぞれ-17人、-25人となりました。理学部物理学科では2026年度から出願要件に変更があり、新たに英語外部試験・資格で一定以上の成績を取得する(CEFR B1レベル以上)ことが必須要件となったため、このことが志願者減少につながったと考えられます。
   次に、合格者の状況です。TypeⅠでは、2026年度の第2次選考の合格者は2025年度から11人増加の63人となり、フロンティア入試導入以降で最多となりました。共通テスト後に発表される最終合格者数も43人(+20人)と過去最多を記録しました。2025年度では医学部保健学科看護学専攻と検査技術科学専攻において最終合格者数が0名となりましたが、2026年度はすべての募集単位において最終合格者が出たのが特徴です。TypeⅠではコンピテンシー評価の準備や面接の練習など、学力以外の部分での対策に目が行きがちですが、第2次選考合格後を見据えて共通テストに向けての学習にも取り組むことが重要です。なお、TypeⅡの最終合格者は63人(+3人)となりました。2025年度から大きな変動はなく、フロンティア入試導入以降は毎年60人前後で安定した推移を見せています。【図表】参照
   それぞれの方式の合格者の女子占有率に注目すると、差がみられます。TypeⅠでは、2年連続で女子割合は上昇しており、2026年度は53.5%で過去最高となりました。北海道大では導入されていないものの、全国的に特別選抜での「女子枠」の導入が進んでおり、女子生徒の注目度が上がっていることが人数増加につながっていると考えられます。しかし、TypeⅡの合格者女子占有率は12.7%とTypeⅠや一般選抜と比較しても低くなっています。これはTypeⅠ・Ⅱを実施している学科の違いが関係していると考えられます。TypeⅠでは、医学部保健学科での出願が可能であり、この学科はもともと女子割合が高い傾向があります。一方でTypeⅡにおいては理学部、工学部でのみ出願が可能であり、これらの学部は男子割合が高くなりやすい学部です。そのため、TypeⅠとTypeⅡでの女子占有率に差が出ていると考えられます。【図表】参照
   最後に定員充足率を見ていきます。2025年度までTypeⅠは20~35%の間で推移していましたが、2026年度は62.3%と急上昇しました。これは第2次選考で募集人員と同数以上の合格者が出ている学部が例年よりも多かったことが影響しています。第2次選考の合格者が募集人員を下回ったのは医学部保健学科の看護学専攻、放射線技術科学専攻、作業療法学専攻のみでした。
   TypeⅡは80%を超える高い割合で推移しており、2026年度は95.5%と過去2番目に高い割合となりました。こちらも理学部物理学科を除き、すべての募集単位で募集人員と同数以上の合格者が出たことが影響しています。【図表】参照

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