慶應義塾大学


1.志願者数の推移について

【図表①】志願者数の推移(2003年~2022年)
志願者数の推移[クリックして拡大]
【図表②】学部別志願者の推移 (2003年~2022年)
学部別志願者数の推移[クリックして拡大]
  慶應義塾大の志願者数は、2008年度入試をピークに志願者の減少期に入りました。そんな中、2016年度入試から始まった文部科学省による「入学定員の厳格化」により、私立大学の合格者数が大きく減り、上位レベルの大学を中心に難易度が大きく上がりました。その対応策として受験生の一人当たりの受験校数が増えたことで、慶應義塾大でも志願者数の減少が一旦は下げ止まりました。しかしながら、その受験校数の増加も頭打ちとなり、2018年度入試からは再度、志願者数が減少し始めて4年連続の減少となりました。ただ、この減少の流れは2022年度入試については一応の下げ止まりとなりました。近年、上位私大が合格者数を再度増やし始め、実質倍率が大きく下がったことから入試の難易度も下がり、そのため受験生の出願動向が強気に変化したことが要因です。ただし、2022年度入試の志願者数は2021年度の志願者数より増加したものの、2020年度の志願者数にも届かない数で、あくまでも「小幅な増加にとどまった」という状況と言えます。
  慶應義塾大は近年の受験人口が減少する中でも、他の多くの総合大学が実施した学部や学科を増やしたり、入学定員を増やしたり、また入試方式を増やしたりするなどの志願者数増加のための入試改革をまったく行ってきていません。さらには、慶應義塾大は学部の数が他の総合大学よりも少なく、各学部単位での一般選抜の受験機会が1回しかないこと、また各学部の入試科目の構成も学部ごとで異なります。そのため学内併願による志願者数増加が期待しにくく、受験人口の減少による実志願者数減少の影響を特に受けやすくなっています。更なる18歳人口の減少期に入っていく来年度以降、もし近年と同様に新たな入試改革を行わないとすれば、慶應義塾大の志願者数は緩やかながら、減少の一途を辿っていくことが予想されます。【図表】参照
  2022年度の志願者数を学部別にみると、文・総合政策・環境情報学部以外の学部はすべて志願者数を増やしています。特にここ数年、右肩下がりで志願者数を減らしてきた理工・医・薬学部が増加に転じ、理系学部の志願者数の増加が目立っています。また、文系学部の中でも法、商A方式は志願者数を大きく増やしています。しかしながら増えたといっても、法・医・理工・薬学部などの昨年の志願者数は2000年代に入ってからで最少の数にまで落ち込んでいましたので、それを考えれば小幅な増加にとどまったとも言えます。【図表】参照

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