慶應義塾大学


2.合格者の詳細状況

【図表③】合格者数の推移(2015年~2024年)
合格者数の推移 [クリックして拡大]
【図表④】学部別合格者数の推移
(2015年~2024年)

学部別合格者数の推移 [クリックして拡大]
【図表⑤】正規・補欠合格者数の推移
(2020年~2024年)

正規・補欠合格者数の推移(2019年~2023年) [クリックして拡大]
【図表⑥】学部別正規・補欠合格者数の推移
(2022年~2024年)

合格者の現役・浪人割合の推移 [クリックして拡大]
【図⑦】2024年学部別補欠合格状況
2023年学部別補欠合格状況 [クリックして拡大]
  2024年度入試の大学全体の合格者数は前年比178名増の9,803名となっています。この数は、今の一般選抜の体系となった2012年度入試以降で2022年度入試に次ぐ2番目に多い合格者数であり、再度1万人の大台に近づいています。その結果、2024年度入試の実質倍率(受験者数÷合格者数)は、2000年以降で最も低い倍率だった2022年度入試に並ぶ3.5倍まで低下しています。一方で、2024年度入試では首都圏の一部の上位大学で合格者数を減らす大学も出てきていますので、慶應義塾大の合格者増についてもピークアウトする可能性もあると考えられます。【図表】参照
  2024年度入試の学部別合格者数は、総合政策学部を除く多くの学部で増加しています。ただし、各々の学部の増加幅は最も増えた商学部でさえ51名であり、学部ごとにみると小幅な増加にとどまっています。ただ、商学部は4年連続の合格者増となっており、2020年度入試と比較すると418名も合格者増となっています。一方で、総合政策学部は小幅にはなりますが、2年連続の合格者減となっています。また、募集区分別にみると経済学部B方式、法学部政治学科、薬学部薬科学科の合格者数が減少しています。これらの学科・方式は2023年度入試において合格者減となった全体の状況と異なり合格者数が増加していましたので、その反動による減少と考えられます。【図表】参照
  正規合格者数と補欠合格者数の内訳をみると、正規合格者数が前年比380名増の8,971名、補欠合格者数が前年比202名減の832名となっています。ここ3年は、補欠合格者数が大学全体で1千人を超えていることから、2024年度入試ではそれを是正するために正規合格者数を増やしたと考えられます。その結果、正規合格者数は2012年度入試以降で最も多い数となりましたが、補欠合格者数については絞ることができています。【図表】参照
  学部別に正規合格者数と補欠合格者数の3年分の状況をみると、補欠者の入学許可の順位を出さない学部では、2023年度の看護医療学部や2024年度の薬学部のように補欠合格者を出さない場合もありますが、補欠者の入学許可の順位を出す文・経済・法・商・総合政策・環境情報学部では、ここ数年、一定数の補欠合格者数を出しています。【図表】参照
  2024年度入試で、補欠合格候補者の中から補欠合格者となった状況をみてみると、最も高い比率で補欠合格候補者を補欠合格者としたのは経済学部A方式で、補欠合格候補者のうち96.8%の人が補欠合格者となっています。それに次いで比率が高い学部は、環境情報学部で80.0%、看護医療学部で70.9%となっています。一方で、まったく補欠合格者を出さなかったのは薬学部薬・薬科学科となっています。【図表】参照
  どの大学についても同じではありますが、補欠合格については入学手続状況次第で毎年変わっていくものです。ただし、数年にわたりその状況をみていくと、経済学部のように高い確率で補欠合格候補者が補欠合格者となっているなど、ある程度のパターンを見て取ることもできます。

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