慶應義塾大学
7.2025年度入試の変更点
特に大きな変更がある学部は、文・経済・法・総合政策・環境情報・薬の6学部です。
文学部は英語外部試験の利用が可能になります。ただし、利用できる実用英語技能検定のCSE総合スコアは2,500以上となっていて、高校生にとってはかなり高い水準が必要となります。英語外部試験を利用することを選択した場合には、このCSE総合スコアを「外国語」の得点に換算して利用しますので、試験当日は第2時限以降のみを受験することになります。
経済学部は学校推薦型選抜(指定校による推薦入試)を導入するため、一般入試の募集人員がA方式は20名減の400名に、B方式は10名減の200名と変更になります。また、日本史の出題範囲が「1600年以降が中心」から世界史と同様で「1500年以降が中心」に変わります。
法学部は地歴の配点が100点から150点に変更になり、満点も400点満点から450点満点に変わります。また、従来の「論述力」を「小論文」に変更し、試験時間が90分から60分に変わります。出題内容については「国家や社会の基本原理を中心とした諸問題について、高校卒業程度の知識を前提に、理解力、分析力、思考力、表現力を問い、論述形式で解答させる。資料やキー・ワードを与える場合がある」になります。
総合政策・環境情報の2学部は「情報」が単独科目から「数学」とのセット科目に変わります。つまり、「外国語のみ」または「数学のみ」または「外国語および数学」または「数学および情報」のいずれかの選択となります。また、環境情報学部で「数学のみ」を選択する場合には、数学の出題範囲が他の理系学部と同様のⅠ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cとなります。
薬学部は数学の出題範囲が文系数学の範囲から他の理系学部と同様のⅠ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cと変更になり、試験時間が80分から100分に変わります。
その他では、医学部の第1次試験の試験日が2/19から2/9に前倒しされます(第2次試験の試験日は2024年と同様の3/1)。このことにより、国公立大前期の個別学力試験の試験日と日程的に離れ、併願がしやすくなります。また、第1次試験の合格発表日も2/26から2/19に前倒しされますので、国公立大前期の受験前に合否結果が判明することになります。【図表⑬・⑭・⑮】参照