2025年度入試の慶應義塾大の志願者における現役割合は64.3%、合格者における現役割合は71.4%となりました。志願者および合格者における現役割合は、2000年以降での最高値を2024年度入試に引き続き更新しています。これからも受験生の現役での入学志向が弱まることは考えづらいことから、慶應義塾大の現役割合は継続的に上昇していくことが予想されます。よく比較される早稲田大はすでに志願者の現役割合が2024年度、合格者の現役割合が2021年度に70%台に達していて、さらに合格者の現役割合については80%台に近づいています。
学部別でみると、志願者における現役割合が60%を超えている学部は、医・総合政策・環境情報を除く7学部にまで増えています。また、合格者における現役割合が70%を超えている学部も、経済・理工・環境情報を除く7学部にまで増えています。また方式別では、難関国立大との併願が多い経済学部と商学部のA方式の合格者における現役割合も60%台ではありますが、70%台が近づいてきています。
【図表⑨⑩】参照