京都大学


5.合格者の得点

【図表⑨】24年度 合格者得点
(一般前期の総点)

  【図表⑨】24年度 合格者得点(一般前期の総点)
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【図表⑩】23年度 理系(工学部以外)・
合格者得点(一般前期の総点)

【図表⑩】24年度 工学部・合格者得点(一般前期の総点)
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 京都大発表の2024年度合格者得点によると、総点(共通テストと2次試験の合計)の平均得点率は、医学部・医学科が72.5%で最高値、医学部・人間健康科学科の52.0%が最低値でした。どの学部も2023年度より得点率が下がっており、最も低下幅が大きかった薬学部では13.0%も低下しています。代々木ゼミナール教材研究センターの分析によると、数学や物理が難化しています。差がつきやすい問題になったことが平均得点率低下の一因と推測されます。加えて採点基準などにより得点率に影響が出ている可能性も考えられます。理系の募集単位では医学部・医学科に次いで工学部・情報学科が67.7%、経済学部(理系)が65.2%、理学部が61.5%、工学部・物理工学科が60.7%と続いています。これら以外の募集単位については60%を下回る結果となりました。2023年度においては60%を下回る募集単位は一つもなかったことと比較すると、様相が2年間で大きく異なる結果となりました。2025年度以降、得点率がどう推移していくのか注目されます。【図表】参照
 一方で、文系では経済学部(文系)の平均得点率が65.8%と最も高くなっています。次いで文学部の65.5%、法学部の64.2%と続いています。最も平均得点率が低い教育学部(文系)でも63.3%と、すべての学部で60%台半ば程度の得点率となりました。先述の通り、2023年度よりどの募集単位も平均得点率は下がっていますが、総合人間学部(文系)の低下が顕著(72.0% → 63.8%)です。2次試験の配点が比較的大きく、配点の約80%を2次試験が占めるこの学部では、文系の中では2023年度から最も平均点が低下した募集単位となりました。【図表】参照

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