京都大学


5.合格者の得点

【図表⑨】25年度 合格者得点
(一般前期の総点)
  【図表⑨】25年度 合格者得点(一般前期の総点)
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【図表⑩】25年度 工学部・合格者得点
(一般前期の総点)

工学部・合格者得点(一般前期の総点)
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 2025年度合格者得点によると、総点(共通テストと2次試験の合計)の平均得点率は、医学部・医学科の77.9%が最高値、医学部・人間健康科学科の59.0%が最低値でした。文系・理系問わずどの学部も2024年度より得点率が上がっており、最も上昇幅が大きかった教育学部(理系)では11.8%も上昇しています。平均得点率の高さで言うと、工学部・情報学科が医学部・医学科に次いで73.1%と高く、依然として情報学系統のハイレベルな入試が続いています。また、文系では文学部が69.7%と最も高く、次いで経済学部(文系)が69.0%、法学部が68.4%と続き、最も低い総合人間学部(文系)でも66.7%と、すべての学部で60%台後半の得点率となりました。【図表】参照
 一方、最低得点率で見ても、大学全体で60%を下回った学部・学科は総合人間学部(理系)、医学部・人間健康科学科、薬学部のみとなっており、文学部、経済学部(文系)、医学部・医学科、工学部・情報学科を除くすべての学部・学科で60%を下回った2024年度とは様相が大きく異なる結果となりました。代々木ゼミナール教材研究センターの分析によると、文系・理系ともに必須科目である英語と数学が易化しており、このことが大学全体の得点率上昇の一因と推測されます。加えて大学が作成する採点基準が影響した可能性も考えられます。ただし、問題の難易度や採点基準の調整は年度によって異なるため、2026年度以降の得点率がどう推移していくのか注目されます。【図表】参照

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