京都大学


2.地区別状況

【図表④】地区別志願者割合の推移(一般前期)
【図表④】地区別志願者割合の推移(一般前期)
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【図表⑤】志願者上位5都道府県(一般前期)
【図表⑤】志願者上位5都道府県(一般前期)
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 2025年度一般選抜前期における地区別志願者割合(出身高校等所在地による)は、近畿地区が43.7%、関、東地区が21.5%、中部地区が17.0%でした。半数近くは近畿地区が占めているものの近年は緩やかな減少傾向にあり、逆に関東地区や中部地区の割合が年々増加傾向にあります。特に関東地区からの志願者増加が顕著で、直近10年間で初めて1,500人を超え、1,719人を記録した2024年度入試を大きく更新する結果となりました。【図表】参照
 都道府県別で見ると、2025年度は志願者が多い順から大阪府、東京都、兵庫県、愛知県、京都府となっています。この5都府県は2017年度以降同じ顔ぶれとなっているものの、順位には変動が見られ、2025年度は年々志願者を増やしている愛知県が京都府を上回る結果となりました。こうした状況のなか、1位は例年どおり大阪府となっており、2025年度の志願者数は前年度から変化なしの1,298人でした。しかしながら、同じ近畿地区では京都府、奈良県、和歌山県の志願者減少が目立ちます。特に奈良県は420人で、直近10年間で最も少なかった2024年度の431人をさらに下回る志願者数となりました。また、京都府は減少幅こそ小さいものの2年連続で志願者数を減らしており、5位に後退しています。その一方で、志願者の増加が顕著な関東地区では前述のとおり特に東京都からの増加が目立ち、2025年度の志願者数は916人と2024年度から実に144人(+18.7%)も増加しています。この要因としては、2024年度の志願者増加や2025年度入試における第1段階選抜の予告倍率縮小などにより、大きく志願者数を減らした東京大の志望者層の流入が大きいと言えます。【図表】参照

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