京都大学
4.男女割合
一方、入学者全体における女子割合は合計で20.6%と、2024年度から0.5%低下しています。ここ10年ほどは全体の20%~23%の範囲で推移していますが、学部・学科別で見ると女子割合には大きな差があります。2025年度において、最も割合が高いのは教育学部で46.4%、次いで医学部・人間健康科学科の45.5%、文学部の40.8%と続き、直近4年間はこれら3つの学部・学科が上位を占めています。それに対し、最も割合が低いのが理学部で8.4%、次いで工学部の10.0%となっており、特に理学部は直近10年間では2021年度の5.9%、2023年度の6.9%に次いで3番目に低い結果となりました。【図表⑧】参照
なお、2025年度特色入試においては、入学者全体の女子割合は合計で57.9%と一般選抜の20.6%よりかなり高い結果となりました。特に、医学部・人間健康科学科では30人中23人(76.7%)が、経済学部(文系)では18人中13人(72.2%)が女子となっています。また、2023年度から一部の学科において、推薦人数が従来の男女問わず1名から2名(男女各1名)に変更され、以前よりも女子が出願しやすくなった工学部も27人中15人(55.6%)が女子と、一般選抜の10.0%と比べてかなり高い割合となりました。さらに2026年度からは、理学部と工学部(建築学科を除く)において「女性募集枠」が新設される予定となっており、工学部だけでなく理学部においても女子比率の上昇が期待されます。