京都大学
4.男女割合
入学者全体における女性割合は合計で21.1%と、2023年度から微減という結果となりました。ここ10年ほどは全体の約20%~23%の範囲で推移しています。ただし、学部・学科別で見ると、女性割合には大きな差があり、2024年度で最も高い割合だったのが教育学部の59.6%で60%近くまで達しています。次いで医学部・人間健康科学科(44.0%)、文学部(40.8%)と続き、直近3年はこれら3つの学部・学科が上位となっています。それに対して最も割合が低いのが工学部(10.0%)、次いで理学部(10.5%)でしたが、2023年度は2学部とも10%未満だったことを考えると増加しています。【図表⑧】参照
2024年度特色入試(法学部・後期を除く)での入学者における女性割合は合計で52.9%と一般選抜の22.9%よりかなり高い結果になりました。特に、医学部・人間健康科学科では25人中21人(84.0%)が女性となっています。一方で理学部は10人中1人(10.0%)と、特色入試においても学部・学科により女性割合には差があります。2023年度入試以降、工学部の一部の学科では、推薦人数が以前は男女問わず1名だったものが、2名(男女各1名)に変更され、女性が出願しやすくなりました。これにより女性志願者が31人と過去最も多い結果となりました。また、2026年度入試からは理学部と工学部(建築学科を除く)において女性募集枠が新設される予定となっており、今後いっそう女性がチャレンジしやすい入試となり、理学部・工学部で女性比率の向上が期待されます。
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